医療保険は何日型がおすすめ?入院平均日数から考える!

S001_megane0120140830145829_TP_V4

医療保険に加入している人は全体の約7割以上となっていますが、支払い限度日数について何日型にしようか、悩む人も多いのではないでしょうか。そこで、近年の疾病の入院平均日数や、保険料などから詳しくみてみましょう。

【支払い限度日数】
医療保険でいう「支払い限度日数」とは、保険で支払う事ができる1入院あたりの限度日数の事を言います。一般的には、60日型か、120日型が多いのですが、1入院には下記の様にいくつかの注意点もあるため注意が必要です。
・同じ病気や、怪我などで入退院を繰り返した場合、1入院とみなされる。
・前回の入院から次の入院まで180日以上経過している場合は、前回の病気との関連性は低く同じ病気でも新たな入院と認められる。
これらを考えると、支払い限度日数は、何日型のものに加入しておくと安心なのでしょうか?

【入院日数の平均】
では、主な疾病の平均的な入院日数をみてみましょう。
・心疾患 24.2日
・悪性新生物 26.8日
・肝疾患 29.8日
・糖尿病 38.6日
・高血圧性疾患 45.8日
・脳血管疾患 104.7日
となっています。しかし、これは男女合わせた全体の平均で、高齢になるほど入院日数は長くなる傾向にあります。
平均入院日数をみると、認知症以外に関してはおおむね50日以内となっており、医療保険の支払い限度日数は60日型あれば十分ではないかと思います。
60日型に加入していて、入院日数を超えた場合のことが不安な方は、入院費として1日1万円程度を想定した医療費を別に貯蓄しておけばよいでしょう。

【保障と保険料のバランス】
保険の支払い限度日数は、多ければ多いほど被保険者や家族は病気になった場合安心ですが、その分月々の保険料は高くなります。将来病気になるか、どうか誰にもわかりませんし必要以上に心配をしていても仕方ありません。最低限の保障を医療保険で備え、足りない場合のために貯蓄をしておこうという考え方の方が賢明でしょう。
さらに、近年は今まで入院をして行っていた手術なども、入院をせずに日帰り手術で行えるものが多くなりました。
保険は、万が一に備え加入するものですが、不安ばかりが先走り手厚い保険に加入して、保険料の支払いが家計を圧迫しては本末転倒です。自身に必要な保障を知り、保険料とのバランスを考えた保険に加入することが大切です。

【まとめ】
良い保険とはどのようなものか考えた時、それは言うまでもなく「安い掛金で高度な保障を受けることができるもの」と言えるでしょう。
各家庭で話し合い万が一に備え自分達にとって必要な保障はどれくらいか、家計からどれくらいの保険料を捻出できるのか、まずは話し合う事が大切でしょう。

関連記事

ページ上部へ戻る