ライフステージの変化による医療保険の内容変更と注意点

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はじめに

人生において節目となる出来事、例えば独立・結婚・出産・退職。
そういった節目に私たちは医療保険の内容を見直し変更する必要性があります。
かつては最適であった保障内容も、経年や健康状態と共に変化していくからです。
今、加入している医療保険はご自身にとって最適ですか?

変化するライフステージ

結婚・出産と家族が増えれば、自分の心配のみならず家族にも充分な備えが必要となりますし、会社を定年退職して年金生活に突入すると「収入が限られるなかで老後の生活資金を確保したまま、どうケガや病気のリスクに備えるか」考えなければなりません。

「ライフステージ」の変化は、家族構成や収入・病気へのリスクといった変化を伴います。
保障を手厚くしたい部分の内容も変わってくるでしょう。
月々の収入のうち、どれくらいを貯蓄して、どれくらいを保険料に充てるかというバランスも大事です。

生活習慣病のリスク、がん・心疾患・脳血管系疾患などが心配であれば医療保険に「三大疾病保障特約」を付けたり、「がん保険」などに加入するという手段も考えられます。

また、介護が必要になったときの備えとして介護特約の付加とか、先進医療特約・女性疾病特約など、ご自身が「特に心配なリスク」に対してしっかりと備えられるようにしていきたいものです。

様々な保険の内容と特約

今日ではバラエティー豊かな医療保険がそろっています。
特約も同様です。保険商品の主契約と同時に契約しなければならないものがあるいっぽうで逆に契約期間途中で特約を追加できるものなどがあります。
とは言え「欲しい特約がメニューにない」「メニューにはあるけれど、入っている保険には付けられない」という場合も考えられます。
また「今すぐ必要という訳ではないが先々必要になるかも・・」といったものがあるときは、約款をよく確認し、付加が可能かどうか確かめましょう。
その上で満足いく保障が得られないときは、保険そのものを変更する、あるいは別の保険に追加して加入することも要検討です。

お財布との相談

リスクへの備えは貯蓄とバランスよく行うのがベストであり、保険料が家計に大きな影を落とすようになってしまっては健全とはいえません。
保険に複数加入している場合、重複する内容に対しては、少々保障額を減らし保険料の節約を検討してみるのも良いでしょう。負担が大きいと感じる場合は、比較的必要性が少ないと思われる特約を除外するという手もアリです。

最後に

医療保険では加入者の間で「公平性」を保つために、専門の「告知書」を用いて審査が行われます。既往歴や健康状態、ケガをする危険性の高い職業か、倫理的な問題はないか、など、その内容次第によっては支給額が減額される場合がありますし、最悪、加入自体を断られる場合もあります。
告知書に虚偽を記述し、それが露見されたなら「告知義務違反」として保険契約そのものがなくなる可能性もあります。
告知書に嘘は御法度です。
医療保険を変更すると決めて今まで加入していた保険を解約したにもかかわらず、新しい保険に加入できずに「無保険状態」となる場合もあります。
そのようなことにならないためにも医療保険変更の際には充分な考慮、加えて慎重さも求められるのです。

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