医療保険の審査ではどんなことが確認されるのか?

12a46f636122962e4426b68815bde3bb_s

はじめに

医療保険に加入するには、審査を受けて、それをクリアする必要があります。
医療保険は、被保険者同士で少しずつ保険料を支払い、万が一の病気やケガといったリスクに備える、いわゆる相互扶助の仕組みとなっています。
例えば、健康状態の悪い人と良い人がいた場合、前者のほうが病気にかかる可能性は高いですよね?同じ保険料を支払っていても、所定の保険金を受け取りやすい人と受け取りにくい人ができてしまえば、それは平等ではなくなってしまいます。
つまり、審査は保険料を負担する被保険者同士の「公平性」を保つためにあるというわけです。
そんな医療保険の審査では「どのように、どんなことがチェックされるのか?」をお伝えしたいと思います。

審査

医療保険の審査は、「告知書」を用いて自分の健康状態などを記入していく自己申告制の形をとっています。
また、大きな保障がついている保険になるにつれ、健康診断書のコピーや医師の診断書など、所定の書類が必要になることがあります。
告知書に嘘や偽りの情報を記入することは「告知義務違反」となります。
保険金請求をしても受け取れない、または、契約を解除されることがあります。
ちなみに、虚偽の申告をしたとなれば「詐欺罪」に該当します。
ご自身のためにも正しく申告してください!

さて、医療保険の審査内容は大きく3つのポイントがあります。

・健康状態
・職業について
・犯罪性の有無

それぞれについて以降段落で書いていきます。

健康状態の審査

過去一定期間内の既往歴や、健康診断・人間ドックの検査結果、身体障害の有無や生活習慣などが精査されます。
既往歴というのは、今までに患ったことのある病気や受けた手術などの診療の記録です。

具体的には
・直近3か月以内に診察・検査・投薬を受けたことがあるか?
・直近5年以内に7日間以上に渡って医師の診察・検査・投薬を受けたか?
・直近5年以内に入院・手術を受けたことがあるか?
といった感じです。

病気やケガのリスクが高い職業かどうか?

危険を伴う作業を行う職業ってありますよね。
現在そういった職業に就かれている方は、医療保険に加入しづらくなる部分があります。
ケガを負うリスクが高いからです。

どういった職業かを例に出すと
・高所作業を行う職業
・危険物を扱う職業
・身の安全が保障されていない職業(スタントマンや新しい車・機械の試用運転者)
などとされています。

医療保険を犯罪に使用する恐れがないか?

「加入申請者の収入や属性などから、不相当な保険金が設定されていないか?」を確認します。保険金が高過ぎるなど、犯罪に関わる可能性が考えられる場合には、医療保険に加入できません。
加えて2010年頃、各都道府県において「暴力団排除例」が制定されました。
この条例は、いわゆる反社会勢力の資金源を絶つことを大きな目的としています。
民間保険会社に限ったことではありませんが、医療保険・生命保険会社も、反社会勢力に利益供与しないよう対策をしています。

さいごに

審査で一般的に多くの人が気になるところは、健康状態の審査でしょう。
しかし持病や既往歴があり、一つの医療保険に審査で落ちたとしても、加入できる保険はあります。なので複数の会社や保険など、視野を広げてみるのもいいかもしれません。
あなたに合ったベストな医療保険を専門家とともに探していきましょう!

関連記事

ページ上部へ戻る