医療保険の請求期限について

6bf8acf7e0ac4ba11b0c1d4c1bd5a8c2_s

はじめに

ケガや病気により入院・手術をすることになると何かと出費がかさむものです。
入院のために必要なものを揃えなければなりませんし、また家族が病院と家の間を行ったり来たりするための交通費もばかになりません。
さらに、何かと気を使う大部屋ではなく個室でゆっくりと病気を治したいと考える人は多いと思いますが、個室に入るにはそのための料金もかかります。
そして、いま挙げたようなことに関する費用は、基本的にすべて自前で何とかしなければなりません。
そういった出費に備えて加入する人も多いのが民間の医療保険。
契約しておくと入院や手術をしたときにお金を受け取ることができます。
今回はこの医療保険の請求期限について考えてみたいと思います。

医療保険の請求期限

どんな種類の保険でもそうですが、加入しているだけではお金を受け取ることができません。
お金を受け取るためには請求の手続きが必要です。
医療保険の場合も同じです。
しかし、入院や手術の前後というのは何かと慌ただしいもの。
気持ちが動揺していたり体調が思わしくなかったりして、そこまで気が回らないケースもあることでしょう。
そんなときはついつい手続きを忘れてしまう、なんていうことが起こっても不思議ではありません。
また、本来であればきちんとお金を受け取ることができるのに、日帰り入院だったからあるいは簡単な手術だったからといった理由で、自分で請求できないと判断してしまうケースもあるかもしれません。
せっかく保険に加入していたのに、上記のような事情でその保険を使い忘れるなんていうことになってしまうと本当にもったいないですよね。

でも大丈夫です。
請求の期限(時効)は3年ですから、それを超えてさえいなければ請求が可能です。
ですから、ついうっかり請求を忘れてしまって、1年か2年経ったころにそのことを思い出したとしても、そこから手続きをすれば十分に間に合います。

ところで、なぜ請求に期限(時効)が設けられているのでしょうか?
保険会社は請求があれば無条件にお金を支払うわけではありませんよね。
診断書などの書類を精査したり、場合によってはさらなる調査を行ったりすることになります。
そのような手続きを経て、問題がないと判断されれば契約者はお金を受け取ることができるようになるわけです。
しかし、あまりにも長期間が過ぎてしまってからでは、そのような手続きを行うことが難しくなってしまいます。
そのために請求期限が設けられているのです。

3年以上経ってしまっていたら?

期限が過ぎてしまっていたとしてもあきらめるのはまだ早いです。
診断書などの書類さえ用意できるのであれば、期限内に請求した場合と同じようにお金を支払ってもらえるケースもあるからです。
ですから、期限を過ぎてしまった場合でも請求をし忘れていたことに気づいた時点ですぐに保険会社に連絡をしてみるようにしましょう。

関連記事

ページ上部へ戻る