ピロリ菌が陽性だと医療保険の加入は難しい?

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はじめに

病気やけがで入院や手術をすることになったときに困ることと言えば何でしょうか?
まずはもちろん体のことですよね。
それに仕事のことも心配になるでしょう。
そして、忘れてはいけないのがお金のこと。
入院したり手術を受けたりということになれば、治療費やそれ以外の出費が増えてしまいがちです。
そんなときに入っておけば安心なのが民間医療保険。
少なくともお金の心配は和らげてくれます。
ところで、この保険ですがピロリ菌が陽性だと加入は難しくなってしまうのでしょうか?

加入できる方法はあります

医療保険に限った話ではありませんが、リスキーな人が他の人と同じ条件で何らかの保険に入ると、公平さの点でバランスが崩れてしまいます。
たとえば、自らの過失による事故を何回も起こしている人が、自動車保険に入ったというケースで考えてみましょう。
リスキーな人がこの保険に入ったおかげで、保険会社が保険金を支払う回数は増えてしまいます。
当然、そのままでは会社が立ち行かなくなるので、保険会社は保険料を値上げしなければならなくなるでしょう。
このとき、リスキーな人と安全運転を心がけている無事故・無違反の人が同じ条件で、同様に保険料を値上げされてしまうとどうなるでしょうか?
明らかに不公平ですよね。

医療保険においてもこれと同じような理屈が働きます。
もちろん、自らの不注意で事故を何回も起こしている人と違って、ピロリ菌が陽性であるからと言ってその人に過失があるわけではありません。
ですが、リスクが高いということに関しては否定ができません。
ピロリ菌が陽性であれば、胃潰瘍や胃がんなどの病気になる可能性は高くなるからです。
このため、陰性の人と同じ条件で加入するということになると、ここでも公平さのバランスが崩れることになってしまいます。
したがって、陰性の人と同じ条件で加入することは難しいでしょう。

しかし、加入することがまったく不可能というわけではありません。
手段はいくつかあります。
たとえば、部位不担保の条件付きで加入すること。
これは、特定の部分に関しては病気になったとしても補償はされないが、それ以外の部分が病気になったときは通常通りカバーされるという契約形態のことです。
ピロリ菌が陽性でも、胃や十二指腸といった関連する部分の部位不担保を条件にすることで、加入できる可能性は高くなると考えられます。
また、引受基準緩和型の医療保険に加入するという手もあります。
月々の負担が高くなったり、あるいは一定期間の間は受け取るお金の額が少なくなったりといったデメリットはありますが、保険に入れる可能性は高くなります。

まとめ

ピロリ菌が陽性だと、陰性の人と同じ条件で医療保険に入ることは難しいかもしれません。
しかし、加入がまったく不可能になるわけではありません。
手段はいくつかありますので、陽性だからといって簡単にあきらめることはせず、まずは保険のプロに相談してみましょう。

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