医療保険の請求期限について

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はじめに

契約しておけば、入院や手術をしたときにお金を受け取ることのできる民間医療保険。
近年、その人気は高く、かなり多くの人が入っている状況となっています。
ところで、この保険の請求には期限が設定されています。
今回は、このテーマについてお伝えします。

医療保険の請求には期限がある

病気やけがで病院のお世話になると、何かとお金がかかるものです。
特に入院や手術ということになれば、治療費以外の出費もかさみがち。
数十万円単位、あるいは、場合によっては数百万円単位でお金が出て行ってしまうこともあります。
しかし、民間医療保険に入っておけば、入院や手術に対して給付金を受け取ることができます。
おかげで、上記のような経済的ダメージは和らげることができます。

ところが、この保険、入ってしまえばあとは何もしなくても、いざとなればお金が支払われるわけではありません。
入院や手術をしたら、病院から保険会社に連絡がされ、自動的にお金が振り込まれるというのなら楽ちんなのですが、残念ながらそのようなシステムにはなっていないのです。
このため、お金を受け取るにはそのための手続き、すなわち請求をする必要があります。

請求期限

この請求の手続きですが、一般的には期限が設定されています。
したがって、それまでに手続きを完了しなければなりません。
ほとんどの保険会社では、それが3年となっています。
これは保険法という法律に基づいて設定がなされているためです。(保険法第95条「消滅時効」)

期限をオーバーしてしまったら?

基本的には、退院をしたらそれほどの期間を空けずに必要な書類を用意し、請求の手続きを行う人が多いはずです。
したがって、期限をオーバーしてしまうということはあまりないでしょう。

しかし、中には、うっかり手続きするのを忘れてしまった、という方もいらっしゃるかもしれません。
また、手続きをしようとしたけれど証書が見つからず後回しにしてそのままになってしまったというケースや、保険に入っていたことそのものを忘れてしまったというようなケースもあることでしょう。

このような事情で3年をオーバーしてしまった場合でも、そのまま何もせずにあきらめるのはもったいないです。
なぜなら、必要な書類さえそろえることができるのなら、期限をオーバーしていても手続きを認めてくれる場合も少なくないからです。
期限オーバーになってしまったケースでも、まずは保険会社に連絡をしてみることをおすすめします。

まとめ

この記事では、医療保険の請求には期限があることを説明しました。
期限は一般的に3年とされているので、それまでに請求をするようにしてください。
また、期限オーバーとなってしまった場合でも、必要な書類さえそろえられるのであれば請求が認められるケースも珍しくありません。
したがって、期限オーバーの場合でも、まずは保険会社に連絡してみることが大切です。

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