医療保険を乗り換える際のデメリット

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頻繁に医療保険を乗り換える人はそう多くないのではないでしょうか。医療保険とは大きな意味で公的な医療保険と保険会社が販売している医療保険とがございます。日本では「皆保険制度」と呼ばれる制度で国民をカバーしており、国民はこの公的医療保険において守られています。しかし、この公的医療保険だけではカバーできないものもあります、この公的保険でカバーできないものを医療保険で補う方が多いのが現状です。

公的保険

公的保険とは、国や地方公共団体が主体となる医療保険の事です。これにはいくつかの種類があり、用途により使い分ける制度です。

主なものとしましては
●健康保険:通勤災害・業務災害以外の怪我や病気に対して医療費・高額療養費・出産手当金などが支給される保険制度です。

●雇用保険:怪我や病気で仕事が出来ない時の「休業手当」が支給されます。

●労災保険:業務中や通勤中の怪我や病気に対して「療養補償給付」「休業補償給付」等が支給されます。

●介護保険:要介護状態に陥った時所定の介護サービスが受けられます。

●公的年金:定められた障害状態に対して「障害年金」が支給されます。

これら公的保険で私たちは日々守られているわけですが、この公的保険だけでは不十分な点も出てくることがあります。簡潔に申しますと、入院の際の食事代・差額ベッド代・保険適用外の治療費や手術代・高度先進医療費などは公的保険の適用外となり出費となります。

医療保険

公的医療保険で賄えない費用は、先進医療など医療の技術が進歩する速度に追い付けないものもございます。治る病気が治せないといったことにならない為の医療保険は、保険市場に多く登場しています。

生命保険会社などから出されているこれらの商品は、非常に種類も数も多くどの商品が自分に最も適しているのか中々見つけにくいものです。しかし、しっかり吟味し最適なものを選びたいものです。そのためには保険に対する知識もある程度、知っておく必要があります。

医療保険の乗り換えのデメリット

生命保険は一度加入すると毎年、変えるような商品ではございません。しかし、長く同じ保険に加入していると、知らず知らずの間に保険金が上昇している場合、解約して次の保険に入ろうとした際、多額の違約金などが発生する事態になることもございます。

また、加入していた保険にもよりますが、解約返戻金が掛けていた保険金よりも元本割れするケースも珍しくはございません。保険には契約期間や解約に伴う決め事があるケースが殆どです。いつでも任意で解約などをすると思わぬ痛手になる事があります。

他の保険会社の商品に乗り換えれば保険料が安くなる場合や、補償内容が現在のご自身の状態に添った物であったにせよ、保険の乗り換えは慎重に行わなければならない事ではないでしょうか。

よかれと思って保険の見直しをした結果、元の条件より悪い契約になってしまう恐れさえあるのが保険の乗り換えというものになります。その例として新たな保険契約を結ぼうとした際、必ず告知という物が必要になりますが、その結果補償内容が制限されることもあります。

最悪の場合、万が一新たな保険に加入できたとしても、責任開始前の疾患や不慮の事故が原因とみなされた場合には保険金や給付金が支払われないといった事も可能性としては残ります。

最後に

医療保険とは長く付き合っていくものが殆どです、状況によっては内容の見直しや契約のやり直しと言う事も必要かもしれません。しかし、ご自身一人の判断で行う事は大きなデメリットを抱えてしまう事にもつながる恐れがあります。

保険の乗り換えには、適正な知識を持った方にご相談なさる事が肝要かと思います。しっかり契約や解約前に幾つかの会社から見積もりや説明を対面で行う事も失敗しない保険の選び方と言えるのではないでしょうか。

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