年払いが向いている人とは? 医療保険の年払いで得られるメリット

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医療保険の年払いには、どのようなメリットがあるのでしょうか。保険料の支払い方法の種類などについて簡単に解説します。年払いに向いている人と、向いていない人についても併せて見ていきましょう。

医療保険と保険料の支払い方法について

医療保険は、けがや病気をした際にかかる医療費の負担を減らすものです。健康保険など全ての国民が加入する公的なものと、保険会社などが販売している商品(民間のもの)の2種類に分けられています。

保険会社の商品には、定期・終身・掛け捨て型・貯蓄型などさまざまな種類があります。また保険料の支払い方法も、1ヶ月分を支払う月払い・半年分を支払う半年払い・1年分を支払う年払いなどの種類があります。

またこれらに加え、はじめに全額支払う一時払いや全額または一部をまとめて前払いする前納などもあります。

年払いで得られるメリット

年払いを選択した場合、月払いや半年払いよりも支払う料金の総額を抑えることができます。月払いと比べた場合、およそ2%~3%は抑えられるとされています。

基本的に保険料は支払いをまとめて行って、支払い回数を減らすことで月々の料金を抑えることができます。これは支払い回数を減らすことにより、保険会社の作業負担やそれにかかるコストを削減することができるからです。

また加入時期が年末の場合、月払いではなく年払いを選択しておくことで生命保険料の控除額を増やすことができます。年払いは月払いと比べて一度に支払う金額が多いため、控除額も増えることになります。

また月払いではなく年払いにしたいとなった場合、契約している最中であっても支払い方法の変更が可能です。ただし、支払い方法を変更する際は契約応当月まで待つ必要があります。契約したのが2月の場合、次の年の2月に支払い方法を変更することができます。

支払い総額を抑えたい方は、契約の途中で年払いに変更するのも一つの手です。

年払いに向いている人と向いていない人

年払いは月々の支払いではないため、1年分の料金をまとめて支払えるようにお金を準備しておく必要があります。毎月の生活費から支払うお金をコツコツ準備していく方法や、ボーナスから支払うといった方法があります。

また、貯蓄から支払う方法もあります。支払うお金をきちんと準備していければ、家計への影響もそこまで大きくないと考えられます。ですが貯蓄から支払う場合などは、後々家計に響いてくる可能性があります。

これらを踏まえたうえで年払いに向いているのは、計画を立てて準備していくことができる人・ボーナスなどの大きな収入がある人・生活費に余裕がある人などになります。反対にこれらに当てはまらない場合、年払いはあまり向いていないと考えられます。

また子どもがいる家庭の場合、生活面や教育面において多くの費用が必要となります。子どもにかかる費用の負担が大きい場合も、あまり向いていないといえます。

最後に

今回は、医療保険の年払いについてご紹介しました。年払いは支払い総額を抑えることができますが、家族構成や収入などによって向き不向きがあります。支払い方法を選択する際は、自身に合ったものを選ぶようにしましょう。

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