医療保険は生命保険とは異なり死亡時ではなく病気や怪我をした時に医療費や収入の保証をしてくれるものです。
死亡に対するリスクではなく生存時の治療費などの家計にかかる負担を軽減してくれるという特徴があります。

【医療保険の仕組みと分類】
医療保険にはこのように病気や怪我に対する治療費や、入院費用、治療期間中の所得を保障してくれるものがありこれらの損害や損失を担保するタイプの保険であると言えます。
民間の医療保険は保険の第3分野と呼ばれかつては外資系保険会社が独占していましたが、現在では国内の生命保険会社や損害保険会社からも多くの種類の保険が販売されています。
また医療保険は「公的医療保険」と「民間の医療保険」に分類されます。日本の公的医療保険は先進諸国の中でも充実した保障が得られるもので民間の医療保険はその補完的役割をしていると言われています。

【医療保険は必要】
このように考えると充実した医療保障が得られる公的医療保険だけで十分なのではないかと考える人も多いでしょうが、入院が長期にわたるような場合やその間の収入が減少する事などを考えるとやはり公的医療保険だけでは十分ではないでしょう。
このようなリスクに備える為には民間の医療保険を検討する事も必要になってきます。また民間の医療保険には特約と言うものがあり、単体では加入する事はできませんが医療保険に安い掛金で付加する事ができるものもあります。
特約を付加する事で医療保険の保障内容を手厚いものにでき、公的医療保険で保障されない部分についても給付金を受ける事ができます。

【医療保険の保障内容】
公的医療保険では医療機関で治療を受けた場合それぞれの自己負担割合に応じた医療費を病院の窓口で支払う事で医療を受ける事ができます。
ただし公的医療保険で保障されない部分もあり先進医療や、美容整形、歯の矯正、入院時の差額ベッド代などは公的医療保険の対象外になります。
民間の医療保険では年齢や加入している保険によってその保障内や保険料は変ってきます。例えば入院保障、通院保障、診断給付金、手術給付金、所得補償保険などがあります。

【まとめ】
医療保険の種類と特徴、仕組みはおおまかに理解できたでしょうか？まずは自分の加入している公的医療保険の保障内容をしっかりと理解しそれを補填する役割として民間の医療保険や特約について加入するかを検討するようにしましょう。