- 2026-2-13
- 医療保険

医療費がかかった年に耳にすることが多い「医療費控除」ですが、医療保険に加入している場合、どのような関係があるのか分かりにくいと感じる方も多いのではないでしょうか。医療保険の給付金を受け取った場合でも、医療費控除は受けられるのか、どこまでが控除の対象になるのかは、正しく理解しておく必要があります。本記事では、医療保険と医療費控除の関係について、制度の基本から具体的な考え方までを分かりやすく解説していきます。
目次
- 医療費控除の基本的な仕組み
- 医療保険と医療費控除の関係
- 医療保険の給付金がある場合の考え方
- 医療費控除の対象になる費用・ならない費用
- 医療費控除を受ける際の注意点
- まとめ
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医療費控除の基本的な仕組み
医療費控除とは、1年間に支払った医療費が一定額を超えた場合に、所得税や住民税の負担を軽減できる制度です。対象となる期間は1月1日から12月31日までで、生計を同じくする家族の医療費も合算することができます。控除額は「実際に支払った医療費」から「保険金などで補填された金額」と「10万円(または所得の5%)」を差し引いた金額となります。
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医療保険と医療費控除の関係
民間の医療保険に加入していても、医療費控除が使えなくなるわけではありません。ただし、医療保険から給付金を受け取った場合は、その分を医療費から差し引いて計算する必要があります。医療費控除は「自己負担した医療費」に対して適用される制度であるため、保険で補填された部分は控除の対象外となる点が重要です。
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医療保険の給付金がある場合の考え方
入院給付金や手術給付金など、医療保険から受け取った給付金は、医療費控除の計算上「補填された金額」として扱われます。そのため、実際に支払った医療費から、これらの給付金を差し引いた残りの金額が控除対象となります。ただし、給付金の金額が医療費を上回った場合でも、超えた分を他の医療費から差し引く必要はありません。
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医療費控除の対象になる費用・ならない費用
医療費控除の対象となるのは、診察代、入院費、手術費、処方薬代など、治療を目的とした費用です。一方で、美容目的の治療や健康診断のみの費用、差額ベッド代などは原則として対象外となります。医療保険の給付対象かどうかと、医療費控除の対象かどうかは一致しない場合もあるため、それぞれを分けて考えることが大切です。
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医療費控除を受ける際の注意点
医療費控除を受けるためには、確定申告が必要です。領収書そのものの提出は不要ですが、内容をまとめた明細書の作成と、領収書の保管が求められます。また、医療保険の給付金額を正確に把握していないと、控除額を誤って申告してしまう可能性があります。給付金の支払通知書などを確認しながら、慎重に計算することが重要です。
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まとめ
医療保険と医療費控除は密接な関係があり、給付金を受け取った場合は、その分を差し引いて控除額を計算する必要があります。制度の仕組みを正しく理解することで、無駄なく税負担を軽減することが可能です。医療費が多くかかった年は、医療保険の給付内容と合わせて医療費控除の活用を検討し、家計管理に役立てていきましょう。














