医療保険と終身保険の違い

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はじめに

新型コロナウイルスによる感染症の拡大は今もとどまるところを知りません。
ようやくワクチンの接種が始まりましたが「それがいつ終わるのか?変異を続けるウイルスにワクチンが本当に有効なのか?」など、まだはっきりとした見通しが立つには至っていません。
また、ワクチンそのものによる副反応についても不安の声が高まっています。
このような先の見えない状況にあって、誰しもが少しでも不安の種を減らしておきたいと考えていることでしょう。
そのような不安を低減するための手段として一つ例を挙げるとすれば、それは保険。
ただ、ひと口に保険と言っても、世の中には多種多様なものが出回っています。
今回は、その中でも医療保険と終身保険の違いについて考えてみることにしましょう。

終身保険とは

この保険はその名の通り、亡くなるまで生涯にわたって保障が続くというものです。
では、どのようなケースがその対象となるのでしょうか?
一般的に終身保険という場合、お金が支払われるのは対象の方が亡くなったときもしくは高度の障害を抱えた状態となったときです。
つまり、これは生命保険の一つということになるわけです。
したがって、お金を受け取るのは一般的には本人ではなく、あらかじめ受取人として決めておいた人ということになります。
ちなみに、生命保険の中でも保障期間が特定の期間に定められているものは、一般的に定期保険と呼ばれます。

医療保険とは

こちらの場合、お金が支払われるのは対象となる方が入院したときや手術をしたときというのが基本です。
そして、お金を受け取るのは保険の対象となる方、つまり被保険者というのが原則です。
しかし、場合によっては、意識が戻らなかったり寝たきりの状態になったりして本人がそのための手続きをできないこともあるでしょう。
もちろん、そういったケースではあらかじめ決めておいた代理人が手続きを行い、お金を受け取るということもできるようにはなっています。
とは言うものの、これはあくまでも本人がその手続きをできないとき限定の手段であって、原則的にはお金を受け取るのは本人です。
このように、お金が支払われる条件、そしてそのお金を受け取る人という点が、先ほどの終身保険と比較した場合の大きな違いと言えるでしょう。

医療保険にも終身と定期があります

ここまで一般的に終身保険と呼ばれる保険と医療保険との違いを説明してきましたが、実は医療保険の中にも終身タイプのものと定期タイプのものがあります。
両者の違いは生命保険における終身保険と定期保険のそれと同様で、保障期間の違いということになっています。
どちらのタイプがおすすめかは、その人の年齢やニーズによって違ってきますので、保険のプロに相談するのが安心です。

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