現代社会に潜む問題!将来設計ができない人が増加している?

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近年、日本には非正規雇用問題、収入格差、子どもの貧困問題など深刻な問題が多くあります。中でも非正規雇用者は2千万人以上に迫っており、低賃金、有期雇用などの問題から結婚できない、世帯が持てない、結婚しても子供など作れないという将来に対する不安の声が多くあります。現代社会が抱える問題を見てみましょう。

【将来に対する希望が持てない】
正社員ではない、非正規雇用者は、パートタイマー、アルバイト、派遣社員、契約社員、嘱託社員などの総称で呼ばれますが、その身分は不安定で年収100~200万円で、ボーナスも退職金もないのが現状です。更に、いつ契約を打ち切られてもおかしくない雇用状態で、派遣の場合は3年が普通と言われる有期雇用となっています。
このような、不安定な就業形態の中、多くの人は現在の生活に希望が持てず将来設計が出来ないまま、日々を過ごしています。将来設計ができないこと以外にも、非正規雇用者には様々な問題があります。

【非正規雇用者の問題】
非正規雇用者は通常有期雇用となり、3年という短い期間で切られてしまうことが多く、不安定な身分になります。
また、3年経てばまた新たに職場を探すことになるため将来に向けた設計が立てにくいという問題があります。以前は、非正規雇用と言えば、主婦層や学生が多く世帯主の稼ぎの補填や、旅行、学費を稼ぐなどの目的でしたが現在は20代30代の若い世代に男女関係なく増加している点が、日本経済の不安定要素となって景気の低迷を生んでいるのです。
また、年収を見ても非正規雇用者は正社員の約50~60%しかなく、自身が生活していくだけで精一杯で、結婚や世帯を持つなどということを考えられない状況になっているのです。非正規雇用から正規雇用への道もゼロではありませんが、一旦非正規雇用となったらそこから抜け出すことは多くの場合困難になります。

【年金問題】
非正規雇用者の大半は、自分の将来設計ができない、家庭が持てない、年金の支払いが出来ない、将来年金がもらえないという悪循環となり老後に生活保護を受給する人も少なくありません。政府や社会、経営者団体などが協力してこの問題を解決していく事が重要でしょう。

【まとめ】
このように非正規雇用者問題は、私達の社会に深刻な影響をもたらしています。このように将来に希望が持てない、将来設計が出来ないなどという問題は決して他人ごとではなく、私達の身近で起こっている問題だという事を忘れてはいけません。

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