日本の2つの年金

e454922f80e7b1b19073df81d8a14671_s

【はじめに】
65歳以上の方が全人口の21%を占めると超高齢化社会といわれ、日本においてはこの超高齢化社会の真っ只中にいる状況です。この時代あなたは老後の備えなど考えていますか?
この記事では、老後の生活に必要となる「公的年金」と「民間個人年金」についてご紹介していきたいと思います。

【老後の生活の支えとなる年金について】

では、さっそく老後の生活の支えとなる年金についてみていきたいと思います。
年金には、公的な「国民年金」と民間の「個人年金」があります。
同じ年金と名の付くものですが、その性質はまったく違います。その2つの年金の概要と特徴を以下に見ていきましょう。

・公的年金
満20歳以上のすべての国民が加入する国民年金は、現役世代が月々の保険料を払込み、満65歳以上の高齢者の年金支給に充てられる「賦課方式」を基本に「年金積立金」が満65歳以上の方へ年金として給付される仕組みです。
月々の払込み保険料は15000円ほど。年金額は月額66000円(年間79万円)ほど。
偶数月に2か月分支払われます。障害状態になった場合は、状況によって障害年金が支給されます。

・個人年金保険
民間の保険会社が提供しているもので加入は任意です。
月々払い込む保険料やもらえる年金額は、保険商品によって異なり、加入した保険商品によっては、障害の状態になったときに保険料払込みが免除になる場合があります。
持ち家で夫婦で生活するときの老後の最低限必要な生活資金は、平均約22万円といわれています。
公的年金の月々の年金支給額66000円ということから見ると、「老後の生活はどうなるのだろう?」と考えてしまいますよね。そんな老後の生活を安心して過ごすことができるように、公的年金をカバーする役割として設けられたのが、民間保険会社が提供している「個人年金」です。
個人年金の加入年齢は、平均で男性が40代、女性で50代が多いようですが、保険商品によっては、保険金一時払い契約であれば60代からでも加入が可能となります。
さらにメリットを挙げると、利息が比較的高いという点があります。今、日本は低金利の時代。銀行に現金を預けても利子は付きません。しかし個人年金保険は銀行よりも高い利子で貯蓄でき、老後に安心して備えられるという強みがあります。保険料控除の対象にもなりますので、しっかり貯蓄して節税もできる一石二鳥といえるでしょう。

【まとめ】

いかがだったでしょうか?今回は公的年金と民間の保険の概要・特徴を見てきました。
今回はお伝えできなかったですが、年金保険料の払い方によっても損得があります。自分の経済状況と老後への備え両方をしっかりと把握したうえで、自分に合った年金プランを立てていきましょう。

関連記事

ページ上部へ戻る