医療保険は何回使えるのか?

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病気やケガなど万が一の健康リスクに備えて加入する医療保険ですが、「はたして何回まで請求できるだろうか」と考えたことはありませんか? そこで今回は、医療保険を何回まで使えるのかという点と、通算支払限度日数といったルールについて、ご紹介していきたいと思います。

医療保険を使った後も保険は継続される

「医療保険の給付金を一度受け取ってしまうと、次はもらえないの?」という素朴な疑問がわいてくることがあります。結論から申し上げますと、原則として2度目以降も請求および受け取りができ、それによって保険料が上がることもありません。

ただし、入院が長期化してしまった場合や日数制限などを超えた場合に、その後の給付金受取ができなくなることも覚えておきましょう。

次の項では、医療保険の日数制限についてご紹介します。

医療保険の日数制限のルール

医療保険には、1入院あたりの限度日数(入院限度日数)や、保険の保障期間を通して決められた日数(通算支払限度日数)といった日数の制限があります。

そのため、この制限を超えない限りは、入院給付金などを受け取ることができることができます。ただし、180日以内に同じ疾病で再入院した場合は、1つの入院とみなされます。そのため、複数回入院したとしても、1つの入院とみなされるケースがありますので、この点は注意が必要ですね。

ちなみに入院限度日額には、60日型120日型を取り入れているプランがもっとも多く、ほかに30日型・180日型・360日型といくつかの種類があります。また、通算支払限度日数は、700日型・1000日型・1095日型など、こちらもプランごとに設定されています。

がん入院特約とがん診断特約

入院が長期化、あるいは複数回あると考えられるがんについては、医療保険の特約として「がん入院特約」を付加することができます。この特約は、一般的に入院日数を無制限にしているため、がんのリスクに対して備えておくと安心です。

しかし、同じがんに対する特約でも「がん診断一時金特約」は、がんと診断されたときに一時金が支払われるものです。この特約は、保険会社によって支払回数が大きく異なる場合があるため、付加する場合は、しっかりと確認する必要があります。

最後に

今回は、医療保険を何回まで使えるかについて、日数制限や特約を利用した対処法などをご紹介しました。実際、保険プランの中で「入院は何回までですよ」といった回数の規定はなく、制限された日数を超えた場合に、給付金が支払われなくなるというとらえ方になります。

保険には、さまざまなルールが決められています。医療保険加入を検討される際は、保険窓口でしっかりと確認し、よりニーズに合ったプランを選ばれることをおすすめします。

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