- 2017-4-18
- 個人年金・年金
老後に対する不安から、個人年金保険の人気は年々高まっています。しかし、何らかの理由によって個人年金保険を途中で解約する場合は、契約時の約束事を破る事になり契約者にとっては不利になる事が多いので注意が必要です。
もしもに備え、解約時に損をしない為の方法を知っておくとよいでしょう。
【解約は最終的な手段】
給料が減ったり、リストラされた場合、退職した場合、病気になった場合などで、毎月の保険料が支払えなくなった時には保険を解約する事を考える人も多いでしょう。
しかし、先にも述べましたように、保険の途中解約は契約者にとって不利になる事が多い為、お勧めしません。
特に、予定立が2.75%以上の高い利率のいわゆるお宝保険に加入している場合は、解約は契約者にとって大変不利になります。
保険は、一度解約をしたら二度と同じ条件で加入する事はできませんので解約は最終的な手段と考え慎重に行うようにしましょう。
【1.保険の貸付制度】
子供の教育費や、世帯主の病気などでまとまったお金が必要になる場合には、解約をする前に保険の貸付制度を利用しましょう。
保険には、契約者貸付制度というものがあり解約返戻金をもとに保険会社からお金を借りる事ができます。
ただし、これはどのような保険でも使えるわけではありませんので、自身の保険について下記のような事を確認しておきましょう。
・契約者貸付制度を利用できるか
・いくらまで借りられるか、貸付利率は何%
・借りたお金は元利を含めて返済が可能か
などを確認しておくと万が一まとまったお金が必要になった場合にも安心です。
【2.払い済み保険】
もしも保険料の支払いに困った場合には、払い済み保険を検討するのもよいでしょう。
払い済み保険とは、保険料の支払いを辞め今まで貯まっている保険料を元に別の養老保険等に加入する事です。年金額や保険金額は低くなり、特約も解約されるので、毎月の保険料は今までよりも少なくて済みます。
もし、予定利率の高い保険に加入していた場合、保険契約はそのまま引き継ぐ事ができますので、解約よりは不利にならないと思います。
しかし、保険の契約から間もない場合は、契約返戻金が少なくこの保険を利用する事ができない場合もありますので保険会社に確認しておきましょう。
【まとめ】
個人年金保険は、近年加入する人が多く人気の商品ですが貯蓄性が高く長期間継続する事で多くのメリットがある商品とも言えます。
加入時には、将来収入が減るリスクも考え、途中で解約しなくて済むように保険料の支払いは余裕を持った金額にしておく事をお勧めします。