人には聞けない年金の素朴な疑問

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はじめに

20歳になると加入義務がありますから、きっと多くの方が国民年金の保険料を支払っていると思います。
その前に就職した人だと就職した年から厚生年金保険料を支払っていることでしょう。
ただ、保険料は支払っているものの「年金について実はよく分からない」「いまさら人には聞けない」といった方もいるかと思います。
そこで今回は「いくつからもらえるのか?」「保険料未納だとどうなるのか?」の二つの素朴な疑問について答えていきます。

いくつからもらえるの?

「いくつから年金はもらえるのか?」
これは意外と多くの人が疑問に思っていることではないでしょうか。
ニュース番組などで取り上げられることがあっても、その都度もらえる年齢が異なっている印象がありますからね。
とはいっても、一応年齢は決められています。
基本的に65歳からです。
ただし、60~70歳の間で受給開始年齢をズラすことができます。
65歳でもらえる金額を基準とし、その前に受給を開始すると基準よりも減り、後にすると増える仕組みになっています。
そして、他にも年金には障害年金と遺族年金というものがあります。
障害年金は病気やケガにより一定の障害が残った場合に条件を満たしていればもらえる年金です。
遺族年金は家族の中で生活を支えている人が亡くなった場合に支えられていた配偶者や子どもが困らないようにするためのものでこちらも条件を満たせば受け取れます。
人が障害を持ったり亡くなったりする年齢は決まっていませんから、もちろん、これらにも受給を開始する年齢の決まりはありません。

未納をするとどうなる?

会社勤めで厚生年金に入っている人は、保険料が給料から天引きされるシステムになっているため、考えたことはないかもしれませんが、自ら保険料を支払う国民年金加入者の場合、「負担が重いから支払わずに放っておこう」と考えたことがある人もいるでしょう。
そんな考えが浮かんだとき、支払わないとどうなるか気になるはずです。
結論から言うと、デメリットしかありません。
先ほど話した老齢年金は保険料を納めた期間に応じて支給額が決まります。
つまり、未納が多いと将来もらえる金額が減るのです。
障害年金や遺族年金の場合だと条件を満たしていないと判断され受け取れない場合もあります。
それに支払えるだけの収入があるにもかかわらず長期間未納を続けると財産を差し押さえられる可能性もあります。
ですから、もし保険料の支払いが難しいのであれば未納のまま放置するのではなく、しっかり免除申請を行うことをおすすめします。

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