何故医療保険が必要なのか?医療保険の役割について

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私達は、病気になったり、怪我をした時に公平に医療を受ける事ができる公的医療保険に加入しています。
しかし、公的医療保険では、賄えないような長期の入院や、高度な医療を受ける場合について民間の医療保険を検討する人も多い事でしょう。
民間の医療保険は私達にとって必要なのか、またその役割についても詳しく見ていきましょう。

【民間の医療保険の役割】
医療保険の役割は、主に下記のようなものがあります。

・病気や怪我、収入減に備える
病気や怪我をした時の治療費の補填は勿論、働けなくなった場合の収入減を補ったりする役割があります。

・入院保障に備える
入院日数の平均は約32日ですが、脳梗塞などではもっと長引く可能性もあります。医療保険は入院保障が基本になっている為、長期的な入院に備える事ができます。

・手術費の保障
医療保険には病気や、怪我に対する手術費用の保障もあります。

【近年の医療現場の事情】
民間の医療保険は、入院保障が基本となっていますが、現在は医療費の増大などの問題から医療制度の改革が行われました。
病気や怪我をしても長く入院する事はできず、在院日数は減少傾向にあります。
また、医療技術の進歩によって、以前は術後数日間入院していたような手術でも日帰り手術が可能になったりというケースが多く見られます。
ですから、入院の必要がない手術や短期の入院の場合に関しては、現在の医療保険は適さない場合も出てくるでしょう。

【日本の公的医療保険】
民間の医療保険に加入しなくても、貯蓄で賄ったり、長期的な入院、手術に関してだけ保険に頼るという選択もあります。
更に、日本には充実した公的医療保険があります。
医療費の負担は多く方でも3割程度で済みますし、入院や手術をして医療費が高額になった場合も一般的な収入の人で月の負担が8万円程度で済む高額療養費制度というものがあります。
もし、長期間の入院が必要になった場合は、貯蓄が40~50万程度あれば賄う事ができます。
サラリーマンの方などは、会社から傷病手当金が支給される為、休業中であっても収入の保障を受ける事ができます。
ただ、傷病手当金は国民健康保険に加入している自営業者などにはありませんので、注意しましょう。

【まとめ】
医療保険の役割については、理解できたでしょうか?医療保険は、それぞれの職業や年収などによって、必要性は変ってきます。
なんとなく加入している人も多いかもしれませんが、医療保険の必要性については各自で慎重に検討した方がよいでしょう。

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