変額保険は学資保険の代わりになるの?変額保険の注意点

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近年は銀行の低金利の影響を受け学資保険の返戻率も下がり、昔ほどお得感は少なくなってきました。
そこで学資保険の代わりに保険会社からすすめられるのが変額保険です。
変額保険は学資保険の代わりとして使えるのか、注意点などをみてみましょう。

【変額保険とは】
変額保険という言葉は、あまり聞きなれない人も多いのではないでしょうか?そこでまず変額保険について、簡単に説明します。
変額保険とは、保険会社の運用実績に応じて将来自分のもとに入ってくる保険金や解約返戻金が変わってくる保険商品を言います。
運用は保険会社によってさまざまですが、株や債券が一般的でしょう。利益がでれば加入者に保険金や返戻金として還付されますが、万が一損失が出た場合は保険金や返戻金が減るというリスクがあり、ハイリスク・ハイリターンの商品と言えます。

【変額保険を学資保険の代わりにできる?】
上記のような特徴がある変額保険ですが、これを学資保険の代わりに活用するのはおすすめしません。なぜなら、学資保険の本来の目的である子供の教育費を決まった時期までに確実に貯めるということに対してリスクが大きすぎるからです。
保険の営業マンから「安い保険料で高い利率が確保できる」と変額保険をすすめられるケースは少なくありません。学資保険の低利率と比較すると確かに魅力的ではあります。しかし、変額保険は先にもお伝えしたように実績に応じて将来受け取る保険金や返戻金が変わるというリスクがあります。
保障されているのは、死亡保障のみで満期保険金や解約返戻金については保障がされていません。加入した時が好調であっても今後10年、20年後はどうなっているかわかりません。特に必要になる時期が決まっている教育費として、社会情勢に大きく影響を受ける変額保険を活用するのはあまりにもリスクが高すぎると言えるでしょう。

【学資保険の最大の魅力は固定金利】
変額保険と学資保険の大きな違いは、何と言っても固定金利です。確かに学資保険は以前ほど利率は高くありませんが、契約時の利率は社会情勢がどう変わっても満期時まで固定されます。
教育費は、貯めるまでの期間と必要な資金が決まっているため元本割れのリスクだけは絶対に避けなければなりません。学資保険の固定金利は途中解約をしなければ元本割れをするリスクもなく、将来受け取る満期金も明確です。

【まとめ】
変額保険と学資保険の主な違いは固定金利か、変動金利かになります。
子供の将来の資金を貯める目的としては、将来どう変わるかわからない変額保険よりも学資保険で積み立てていく方が安心でしょう。

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