学資保険は子供の教育費を貯める方法として大変有効で、子供が産まれてからすぐに加入すれば、長期間の運用ができるため、返戻率も高くなり貯蓄性の高い保険と言えるでしょう。
学資保険は、契約者のライフプランやニーズに合った物を選ぶことや、加入にベストなタイミングを知っておく事も重要になります。

【学資保険の加入にベストなタイミング】
学資保険は、子供の成長に合わせて受け取ることができるようにベストなタイミングで加入しましょう。
子供と契約者（保護者）が若いうちに加入する方が、期間が長くなる分、毎月の保険料負担が少なくて済みます。
近年は妊娠中、（出産140日前から）加入できる学資保険も登場していますので、これらに加入すると保険料は更に安くなるでしょう。
契約した時点で保障が開始されるので、契約者に万が一のことがあった場合を考えても、早目に加入する方が多くのメリットがあります。
更に、一般的な学資保険は子供が7～9歳くらいになると加入できないため、子供の将来に向けて早目に教育費の確保をしておくようにしましょう。

【大学入学時に焦点をあてて】
学資保険は、満期金を一括で受け取るもの、中学、高校、大学入学時に3回に分けて受け取るものなどがあります。
満期金の受取は、最もお金がかかる大学進学時に焦点をあてて、その時に一括で受け取る方が、返戻率も上がるためおすすめです。
しかし、各家庭でライフプランも違いますし必要になる教育費も全く異なります。進学時には制服代、諸費用などもかかりますので、複数回で受取り家計の負担を少なくしたいという場合もあるでしょう。
もしその時必要なければ、子供名義の銀行口座を作りそこに貯めておき、必要な時に使うなどの方法もあります。

【大学費用はどれくらいかかる？】
学資保険を検討する場合、将来必要になる費用を知っておく必要がありますので、最後に大学費用について見てみましょう。
国公立の場合、大学4年間にかかる費用は約500万円程度、私立文系の場合は約700万円程度と言われています。これは、自宅通学の場合ですのでもし県外に進学をして一人暮らしを始めた場合は更に多くの費用が必要になります。
このように考えると子供一人を大学まで行かせるには莫大な金額がかかることがわかります。だからこそ、子供が産まれてから毎月コツコツと保険料を支払い、将来に向けて備えておく必要があるのです。