保険会社にメリットの多い保険の転換制度を利用する時の注意点

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皆さんは保険の転換という制度を知っているでしょうか?保険の転換とはすでに契約している生命保険契約を解約してその保険で積み立てられていた金額を同じ保険会社の保険に新たに加入しその一時払いとして払う事を言います。しかしこの保険の転換時にはデメリットも多くあり注意が必要ですので詳しく見てみましょう。

【保険の転換のデメリット】

保険の転換をする時の年齢で保険料が計算される為今までよりも高い保険料を支払うようになります。また終身保険部分の保険料は転換時の予定利率で保険料が再計算される為予定利率の高かった時に契約している場合の保険の転換は契約者にとって不利になります。昭和60年代と現在では約5倍もの差がありますのでこの頃に契約している保険については保険会社から転換を勧められても応じない方がよいでしょう。予定利率が高いほど保険料は安くなるため、割安で高利回りのよい保険という事になります。終身保険や、養老保険年金保険など貯蓄部分が多い保険は予定利率が高いほどお得になりますので解約や転換はできるだけ避けましょう。

【保険会社からするとメリットが多い保険の転換】

保険会社からすればこのように保険料が割安で高利回りの保険は早く転換してほしい保険の一つになるでしょう。転換や解約の時には予定利率の事には触れずに以前加入している保険よりも最近の保険の方が保証内容も保障額もとてもよくなっているとだけ伝え保険の転換に応じさせようとするケースもあります。保険の転換や解約時には本当に自分にとってそれが得になるのか保険会社だけに任せず自ら様々な面から試算して慎重に進める事が大事です。

【保険料にも注意】

保険の転換時には現在まで払い込んでいた保険料を一時払いにあてる場合と、数年分の前納保険料に充てる場合があります。転換後一定期間は割り引かれた保険料を支払う事になる為安くなりますが一定期間が過ぎると充当された保険料がなくなりますので保険料が高くなります。割引された保険料だけを見て単純に安くなったと思い転換に応じてしまうと後に保険料が高くなり困る事になります。

【まとめ】

保険では難しい言葉も多く存在し保険の外交員に説明されても私達素人ではよく理解でき事があります。このように不安なまま契約をしたり、転換をすると予定利率も保障額も減り保険料は以前よりも上がってしまったなどという契約をさせられ結果的に契約者は大きな損をする事もあるのです。転換や解約は自分だけで判断せず信頼できる人の意見を聞き慎重に行う事が大切です。

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