保険の基礎知識!医療保険で税金の控除を受けるには

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年末調整や確定申告で、加入している生命保険や地震保険などについて控除を受けることができます。1年間に払い込んだ保険料によって一定額がその年の所得から差し引かれることで、住民税や所得税の負担が軽減されるのです。
税金の控除を受けるには、どのような手続きが必要になるのかみていきましょう。

【保険料の控除手続きについて】
保険料の控除を受けるには、加入している保険会社から送付される「保険料控除証明書」が必要になります。該当する保険に加入している被保険者のもとには、毎年秋頃に、保険会社から「保険料控除証明書」が送付されますので、これを年末調整や確定申告まで大切に保管しておくようにしましょう。
しかし、年末調整までは約2か月、確定申告までは約4~5か月程度期間が空くため紛失してしまう人も中にはいます。控除証明書を紛失した場合は、保険会社に連絡をして、早めに再送付してもらうようにしましょう。
会社員の方は、これを年末調整時に添付して経理の方に渡せば手続きをしてくます。自営業者などで確定申告をする人は、確定申告書に添付して控除額を記入して申告をしましょう。

【医療保険料控除】
医療保険は多くの人が加入していますが、これは保険料控除の中の生命保険料控除に該当します。
平成23年12月31日以前に加入している保険については、「旧制度」で申請をし、それ以降に加入したものは「新制度」で申請をすることになります。
それぞれ控除できる上限が異なりますので、もう一度確認しておきましょう。

(新制度)
新制度の場合は、生命保険料控除、介護保険料控除、個人年金保険料控除いずれも上限は4万円で合計12万円となります。

旧制度)
旧制度の場合は、生命保険料控除が5万円、個人年金保険料控除が5万円で合計10万円となっています。
また新制度、旧制度どちらも混在している場合は、どちらで申請をした方がお得になるか保険会社に相談をしたり、保険会社のホームページなどでもシミュレーションすることができますので参考にするとよいでしょう。

【難しくない保険料の控除】
今まで、面倒、難しいと思い保険に加入していても保険料だけ支払って控除をしていなかった人もいるかもしれません。しかし、保険料の控除は決して難しい手続きではありません。
控除をする事で、多く払い過ぎた税金の還付が受けられるだけでなく、自身が加入している保険についての見直しをするよい機会にもなるのではないでしょうか。
加入している保険で無駄なものがあれば、省き必要な保険だけに加入することで節約と節税を同時に得る事ができるのでおすすめです。

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