医療保険の給付対象になるものとならないもの!給付の条件とは

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公的医療保険は全ての国民が加入する義務があります。しかし、給付対象については、はっきりと理解していない人も多いのです。万が一に備え医療保険で給付対象になるもの、ならないもの、支払いの条件などについてもう一度おさらいをしておきましょう。

【医療保険の給付対象になるもの】
医療保険で給付対象になるものとして、以下のものがあります。
・療養の給付
・入院時の食事療養費
・高額療養費
・傷病手当金
・出産育児一時金・手当金
・死亡時の埋葬料
これらは、加入している公的医療保険によって全て同じではなく、金額や内容も異なりますので自身が加入している保険でどのような給付が受けられるのか確認しておきましょう。

【医療保険で給付対象にならないもの】
一方給付の対象にならないものは、下記のようなケースです。

・健康診断や人間ドッグなどの治療を目的としない検査
健康診断を受ける場合は、健康保険制度を利用して割引や特別価格で受けるようにしましょう。また、各自治体でも対象年齢になった人には割安で検査を受けられるものもありますので問い合わせをしてみるとよいでしょう。

・美容整形を目的とした手術や治療等
美容整形も病気や、怪我ではないため医療保険の給付対象ではありません。

・通常出産
通常の出産も病気ではないので、医療保険の給付対象ではありません。ただし帝王切開などの場合は、医療保険の対象になります。

・先進医療
がんなどで先進医療を希望する場合、医療保険の給付金対象外になります。この場合、全て実費となるため、医療費が高額になることが予想されます。もし先進医療を希望する場合は、民間の医療保険などで備えておくと安心です。

・予防接種
インフルエンザや、その他の予防接種は医療保険の給付対象外です。しかし、自治体によっては割引などがあるところもありますので、問い合わせをしてみましょう。

【給付の条件】
健康保険法、老人保健法に基づき厚生労働省が認める医療診療報酬点数表に算定対象として載っている診療行為の全てが対象となります。対象となる手術のことを1,000種の手術と表現されることもあります。
また、保険診療の対象となる手術などは時代と共に変わり、それに合わせて医療保険で対象となるものも変わっていくことになります。

【まとめ】
公的医療保険は、健康保険、共済保険、国民健康保険などさまざまな種類があります。加入している医療保険によっては、給付が受けられないものもあります。
これを機会に、自身が加入している公的医療保険の給付内容について確認しておくと安心です。

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