受けられる病院とそうでない病院がある?先進医療と医療保険の関係

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【はじめに】
「先進医療」とは厚生労働大臣が定めた一定基準を満たす医療のことを指し、公的医療保険の対象になっていない部分も多く存在しています。

先進医療は基本的に公的医療保険の対象とはならないため全額自己負担となりますが、健康保険の適用がされれば医療費を抑えることもできます。

今回、先進医療と医療保険の関係についてお伝えしていきたいと思います。

【先進医療に対応した医療保険もある】

民間の医療保険の中には「先進医療特約」などをつけることで先進医療を受けたときに給付金が受け取れるものが存在しています。

その際、先進医療の技術料としてかかった費用を通常の入院費などとは別で受け取ることができます。

また、一回ごとの限度額や通算の限度額等は加入している保険会社のプランによって異なりますが基本的な仕組みはほぼ一緒ということができます。

大体の目安としては最高で1000万円から2000万円程受け取れるのが一般的です。

【先進医療の種類】

先進医療の例としては以下のようなものが挙げられます。

・重粒子線治療
がんなどの治療に用いられる治療法で費用として約315万円かかります。

・陽子線治療
こちらもがんの治療に用いられる方法で277万円ほどの費用がかかってしまいます。

・がんワクチン治療
樹状細胞及び腫瘍抗原ペプチドを用いた治療法だと67万円かかります。

・子宮腺筋症に関わる手術
高周波切除器を用いて行う場合、約31万円程の費用がかかります。

【医療保険の特約としてある先進医療特約の必要性】

民間の保険会社などが提供する先進医療特約は定期的に保険料の見直しがなされます。
また保険料の金額設定は年齢や性別などが基準になるものは少なく、先進医療を利用する人の割合、人口比、給付金を過去どれくらい保険会社が納めたかなどの実績が加味されます。

多くの保険会社の場合、月々100円程度の保険料で先進医療特約がつけられるようです。

それから先進医療と言ってもその種類が色々で数千円程度の治療費しかかからない眼の治療のケースやがん治療など費用が数百万円に及ぶケースもあります。

ですので病気にかかるリスクを考慮し、保険料などの費用を検討したうえで先進医療特約を付けるかどうか決定することが大切です。

【おわりに】

いかがでしたか?先進医療を受ける際にはしっかり対応してくれる病院選びが大切になってきます。その時に重要になってくるのが医療の窓口での相談・セカンドオピニオンなどです。対応可能な病院やかかるコストをしっかり把握し、万が一の時に備えていただきたいものです。

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