- 2021-5-28
- 医療保険
はじめに
日本に住む働き盛り世代の8~9割が医療保険に加入していますが、そのほとんどが人に勧められたプランにそのまま加入しているようです。
しばらく時間がたったあとから「実は保険は不要なのでは?自分で貯金額を増やしたほうがいいのでは?」と考えている方も多いのではないでしょうか。
今回は「医療保険は不要?積立で貯金額は増える?」というテーマでお話していこうと思います。
医療保険は必要?
あなたが保険に加入するきっかけは何だったでしょうか?
日本には病気やケガをしたときには公的医療保険や高額療養費制度がありますし、後遺症で働けなくなった場合に備えた年金制度まで整っています。
なので、わざわざ追加で保険には入らなくてもいいように感じますよね。
たしかに独身の方や将来の貯蓄額が充分にある方は必要ないかもしれません。
ですが、未成年の子供がいる家庭や高齢者が同居している世帯はメリットが大きいです。
また、生活費に余裕がないと「保険料は節約したい」と考える方が多いと思いますが、世帯主や自身がケガや病気など、もしものことがあったときには家庭の医療費や生活費で余裕がなくなり、貯蓄に回すお金をねん出することは困難になるでしょう。
そんな時に保険に加入しておけば、必要な時にまとまった金額を受け取れますし、加入するプランによっては受け取ったお金を貯蓄に回すことも可能になります。
どのタイプの保険を選べばいい?
医療保険の加入はメリットがたくさんありますが、知り合いや営業の方に勧められるまま入るのでは、逆に損をすることが多くなってしまいます。
「自分の家計で毎月どれくらいの保険料を支払えるのか?」「実際にどんな保障を重要視するのか?」「特約をつける場合どれを選べばいいのか?」をしっかり考えて組み立てていく必要があります。
そのためには、事前にどんな種類の医療保険があるのかを頭に入れておくことが大切です。
医療保険は、大きく3つのタイプに分かれます。
積立タイプ
設定した期間内にケガや病気をしなければ満期金が受け取れるタイプの保険です。
料金設定は割高にはなりますが、支払ったお金が無駄になりません。
注意点として、途中解約すると支払った額より少なくお金が戻ってくることになりますので、支払いに余裕がある方におすすめです。
更新ありの掛け捨てタイプ
満期金のないタイプの保険のため、料金設定は低めです。
定期的に見直しができるので便利です。
しかし、加入年齢が高いと更新時の料金があがっていくという欠点があります。
更新のない掛け捨てタイプ
こちらも満期金のないタイプのため、料金設定が低めで気軽に加入できます。
種類が豊富で、定期的に保険内容の再確認がしやすいという特徴があります。
ただ、健康で保険料を請求したことがない方は「お金だけ払って損をしているのでは?」と感じてしまうかもしれません。
上記であげた保険のタイプを踏まえ、自分の生活費からいくらの保険料が払えるのか、現在の貯蓄がいくらあるのかを踏まえ、加入する保険を選んでいきましょう。
また、商品を販売している会社によってプランや特約などたくさんの組み合わせがありますので、専門家と相談しながら実際に加入する保険を決めていきましょう。