医療保険の解約について

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はじめに

解約とは、これまで結んできた契約を解消することです。
医療保険は解約してしまうことで、契約していた保障が途絶えてしまうというリスクもあります。
しかし中には、解約返戻金というかたちで、お金を受け取ることができるプランもあります。
この記事では、医療保険の2つのタイプと、解約時に気をつけたいポイントについて紹介していきたいと思います。

貯蓄ができるタイプと保障重視のタイプとは?

それでは、さっそく両者の違いから見ていきましょう。

貯蓄もできる保険プラン

いわゆる貯蓄型と言われるこの保険プランは、メインとなる医療保障と、将来に向けた貯蓄が備わっているものです。
特徴としては、決められた年数ごとにお祝い金がもらえたり、決められた年齢になると払い込み保険料が戻ってくるもの。
また途中解約で解約返戻金がもらえるものなど、さまざまなタイプがあります。ただし、その分保険料は高めの設定となることを覚えておきましょう。

しっかり保障の掛け捨て保険プラン

現在の医療保険の主流と言われるこのプランは、保険料がお手頃で必要な保障が得られる、比較的はじめやすい保険プランと言えます。
少額の保険料で家計の負担をおさえ、医療費の備えがしっかりできて、さらにプランの見直しも容易であることが特徴です。
シンプルにケガや病気に備えたいという方にぴったりな保険プランです。

解約返戻金ってなに?

さて、先ほど登場した解約返戻金というワードですが、これは解約時にもらえるお金のことを言います。
これは、加入者が毎月支払っている保険料から保険会社がある程度取り分け、解約時に支払うという仕組みになります。
その期間や保険商品の内容によっては、返戻金がすでに払い込まれた保険料を上回るというケースもあります。
ただし、返戻金は税法上一時所得とされ課税対象になりますので、そのこともお忘れなく。

返戻率について

これは、解約までに支払った保険料の中で、どのくらいの割合が解約返戻金として支払われるかを示した指標です。
これを割り出すには、
返戻率 =(解約返戻金 ÷ 総払込保険料)× 100
で計算されます。
例えば返戻金が480万円で、払込保険料が450万円ならば、
(480万円 ÷ 450万円)× 100 ≒ 107%
となります。

まとめ

解約返戻金が最も高いときに受け取るためには、解約時期の見極めが重要です。
実は、保険証券の裏側にその年数と金額があらかじめ記載されています。
もしどうしても解約が必要になってしまう場合は、保険窓口でしっかり確認して、リスクも見定めましょう。

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