公的医療保険で対象となる手術は?適用範囲を知っておこう

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日本は国民皆保険制度によってすべての人が公的医療保険に加入する事が義務付けられています。
会社員は組合保険、公務員は共済保険、自営業者、パートアルバイト、農業従事者などは国民健康保険に加入するようになります。
対象となる手術にはどのようなものがあるのか見てみましょう。

【公的医療保険で対象となる手術】
医療保険における公的医療保険の対象の対象となる手術は88種類の手術でした。各部位の対象となるものが定められていました。
公的医療保険の対象手術は健康保険法や老人保健法に基づき厚生労働省が定めている医療診療報酬点数表の算定対象となるものを指しています。
ですから健康保険の対応となっている手術に関しては医療保険の対象になると覚えておきましょう。
主なものは乳房の手術、筋骨の手術、呼吸器、胸部の手術などがあり一般的な手術は医療保険の対象になっています。

【1000種手術とは】
以前は88種の手術と言われていましたが、最近では1000種の手術を保障するものもがでてきました。
1000種手術とは、公的医療保険制度で手術料が算定される手術の事を言い、手術料算定対象のものが1000種あるという事になります。
ただし歯の抜歯や、魚の目の除去など医療費として大きな負担のない手術に対しては対象外になっています。
公的医療保険で重要な事は高額な手術費用となる大手術に対して保障があるという点ではないでしょうか。

【公的医療保険で対象外になる手術】
公的医療保険で対象外になる手術は下記のようなものがあります。
・傷の処理
・皮膚や鼓膜の切開術
・骨または関節の非観血整復術、非観血的整復術および非観血的授動術
・抜歯
・異物除去
・鼻灼熱術
・魚の目、タコの切除術などは対象外になります。
また手術以外でも先進医療の自己負担分、入院時の差額ベッド代、入院時の食事代、入院に伴う様々な費用(家族のお見舞いにかかる費用、家事代行費用など)も対象外になります。

【まとめ】
このように公的医療保険だけでは全ての手術や保障に備える事はできません。ですから公的医療保険だけで補填されない部分も多くある事を知っておきいざという時の為に民間の医療保険や貯蓄で備えておくことも大切です。
特に先進医療を受ける場合は公的医療保険の保障対象外になる為全額自己負担になり治療費は数十万円~数百万円と高額になりますのでこのような治療を望む場合は保険を検討する必要があるでしょう。

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