- 2017-9-15
- 医療保険
医療保険に加入する時には、健康状態などの審査が必要になります。審査の結果によっては、医療保険に加入できないケースもありますのでどのような審査があるのか、また審査のポイントなどについても知っておくとよいでしょう。
【医療保険の審査】
審査には大きく分けて3つあります。保険は加入者が保険料を出し合い、お金が必要になった場合に給付金が支払われる相互扶助の仕組みになっています。ですから保険に加入する際には、その公平性を保つ為に下記のような厳しい審査が必要になるのです。
(健康上の審査)
医療保険で最も重要になるのが健康上の審査です。ガンや心筋梗塞などの大病を患った人は加入できませんし、健康診断で数値が高い人、要治療、要再検査などと指導された人も審査に影響をします。また加入できるかどうかは、保険会社によっても異なりますので加入を検討する場合は、ある保険会社で断られても一方では加入できるという事もあります。
(職業の審査)
事故などの危険性が高い職業に就いている人は保障が制限されたり、加入できない場合があります。
保険の審査に影響を与えるのは、下記のような職業です。
・格闘家
・レーサー
・登山家
・プロボクサー
・高所作業員
・爆発物や高電圧設備の作業員
・消防士
・スタントマン
などがあります。
(道徳上の審査)
最後に保険を利用した詐欺などの不正利用が疑われる場合も加入ができません。
【審査結果と告知義務違反】
審査結果は通常1週間~2週間程度で出ます。保険の見直しなどをする場合は、以前の保険との空白期間が無いように、審査結果が出るまでは継続して加入しておく事をおすすめします。
また、保険に加入したいばかりに告知書に嘘の記載をした場合は「告知義務違反」となります。この場合、入院や通院をしても医療保険から給付金は出ませんし、「詐欺及び不法取得目的による無効」が適用され保険契約は解除となります。その際今まで支払った保険料もすべて戻ってきませんので虚偽の告知は絶対にやめましょう。
【まとめ】
医療保険に加入できないケースについては上記のような場合があります。もしも、保険会社の審査によって加入できない場合でも特定の部位のみ給付金が出ない「特定部位不担保」契約や、保険料を通常よりも多く支払う「割増保険料」契約などの特別な契約もありますので、あきらめずに保険会社に相談をしてみるとよいでしょう。