- 2019-3-18
- 未来設計
【はじめに】
みなさんはイソップ童話「アリとキリギリス」をご存知ですか。
「今」を楽しむキリギリスと「将来」を考えて働くアリが対比された話になっています。ラスト近くで「今」を楽しんでいたキリギリスは冬を越せなくて困ってしまいます。
そこから先の結末はよく知られているものから、そうでないものまでいくつかパターンがあるそうです。ただ、どの結末にしろ「今」を楽しむか、「将来」に備えるか考えさせられる内容になっています。
そこで今回は「今」と「将来」について考えてみたいと思います。
【「今」が大切?】
将来、何が起こるかなんて誰にも分からないですよね。健康そのもののような人が不慮の事故にあって死んでしまうなんてことも十分あり得る世の中です。そう思うと、将来について考え行動し、そのために我慢するのはバカバカしくなりますよね。
それなら、「今」を大切にして好きなだけ楽しんだほうがいいように思えます。
ですが、本当にそうでしょうか。
現在の日本人の平均寿命は80歳を少し超えてきています。何事もなく無事に生活を送れば80歳くらいまでは生きるのです。というとことは、80歳くらいまで「今」が続きます。
つまり、現時点の「今」を楽しむだけでなく、次に来る「今」を楽しむことを考える必要があります。本当に「今」この瞬間だけを楽しむためだけに散財してしまったら、次に来る「今」で苦労し楽しむことはできなくなってしまいます。
【将来に備えるはいいけど・・】
では、「将来」に備えて節約や貯蓄をして、少々の楽しみは我慢するのが正解なのでしょうか。
確かに将来のために節約や貯蓄をするのは大事です。
ましてや、そのために楽しみは我慢するとなると立派だと思います。
しかし、我慢にも限度はあるはずです。
何が起こるか分からない将来について不安を感じるのは当然だと思います。
だからといって、その漠然として不安を肥大化させ、過度に我慢をするのは健全ではありません。そんな毎日を過ごしていたら息が詰まるでしょう。
ですから、「将来は何が起きるか分からなくて当然」とある程度は割り切ることも必要です。そして、「将来の何が不安なのか」を考えることで我慢の度合いが軽減されます。
【お金について知ろう!】
「今」を楽しむにしても、「将来」に備えるにしても必要なことがあります。
それは「お金について知ること」です。
将来の不安の大半はお金に関することだと思います。
「いつ」「何に」「どれだけ」お金がかかるのか分からなくて不安な人も多いはずです。
また、それを知らないと「今」を楽しみ続けるのも難しいです。
では、それを知るためには何をしたらいいと思いますか?
もちろん、お金についての本を読むなど勉強することは欠かせません。
しかしそれ以外にも相談するという方法もあります。自分の将来設計についてファイナンシャルプランナーや保険会社に相談するのです。
専門家に相談すれば、ライフイベントに合わせて具体的にどのくらいのお金がかかるかハッキリ見えてきます。
一人で悩むよりも誰かに相談したほうが不安が和らぐでしょうし、自分だけでは見えなかったことが見えてくるかもしれません。特に貯蓄を考えているなら、相談することで見合った貯蓄方法や保険が見つかることでしょう。