「将来、インフレになる」ってどういうこと?

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はじめに

コロナ禍の終わりが見えず先行きが不安な中、経済ニュースに耳を傾けるようになった人もいるのではないでしょうか。
経済の知識をしっかり身につけ、停滞している今の世の中を乗り切りたいですよね。
中にはコロナ後に停滞している経済はインフレになると考えている人もいるそうです。
そこで今回は、ニュースなどで耳にすることのあるインフレについて勉強していきましょう。

そもそもインフレって何?

「インフレはインフレーションの略で、物価が上がることを意味します」
と言われてもよく分からない人もいますよね。
簡単に言うと、商品の値段が上がることです。
そして、同時にお金の価値が下がることを意味します。
例えば100円の商品が200円に値上がりしたとしましょう。
これは今まで100円で買えていた商品が200円出さないと買えない状態です。
つまり、100円の価値が下がっていることになりますよね。
これがお金の価値が下がるという意味です。

では、将来インフレになった場合、私たちにどんな影響が出るのでしょう?
インフレになるとお金の価値が下がるわけですから、貯金が危なくなります。
今、100万円の貯金があり、貯金額はそのままに10年後インフレになったとしましょう。
すると、今は貯金に100万円の価値があったとしても10年後に100万円以下の価値になってしまうということです。
ということは、インフレになると今の貯金額は将来には額面通りの価値を示さないということです。
ですから、将来インフレになると予測される場合、貯金だけでは心もとないといえます。

将来に備えてできること

では、将来なりえるかもしれないインフレにはどんな対策をとっておくことが有効なのでしょうか。
シンプルに言うと現金以外の資産を持つことです。
代表的なのが株式。
インフレになると株価は上がる傾向にあるので現金のように目減りする可能性は低いです。
株式を持ったからといってインフレ時に利益が出るとは限りませんが、貯金のように資産を眠らせたままにしておくよりはいいでしょう。
ただ、個人で株式投資をするのに不安を感じる人もいるはずです。
そんな人には投資信託といった手がおすすめです。
こちらはプロに運用を頼む形になります。
手数料などはかかりますが、個人で株式投資をする知識や自信がない人が試しに取り組む方法としてはちょうどいいといえます。
それから金やプラチナなどの貴金属を所有するといった方法もあります。
貴金属は希少性が高いのでインフレになっても価値が下がることがほぼありません。
ですから、貯金の一部を金などに換えておくと将来インフレになったときに役立ちます。
このように現金以外の資産を持つことが有効な対策となります。
ただし、ここで挙げた方法は代表的な例に過ぎません。
他にも方法は考えられますので、自身に合った方法を見つけ出してみてください。

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