- 2017-7-4
- 未来設計
近年「老後貧乏」「老後破産」などという言葉が多く聞かれるようになりました。実際に日本の高齢者の貧困率は世界的にみても大変高くなっており、老後になって生活に困る人は多いのです。将来老後貧乏にならないためにも、早くから将来設計をしておく必要があります。
【ライフプランの作成】
30年後の自分を想像してみましょう。現在独身の人は、結婚して子供がちょうど成人する頃でしょうか?自分の将来を考える時に重要なのが将来設計、ライフプランの作成です。ライフプランを作成することで、自分の人生で起こる様々なイベントを考えながら、その時々で必要になるお金についても考えることができます。
早くから、自分の人生についてライフプランを作成しておくことで、将来の目標ができ、より充実した人生を送ることができるようになるのです。ライフプランを一から自分で作成するのは、難しいと思いますので保険会社や、金融機関などで、無料で作成してもらえますので一度相談してみるとよいでしょう。また、その時に加入している保険や現在の貯蓄額などがわかるものを持って行くと資産について具体的なアドバイスを受けられます。
【人生は思った以上にお金がかかる】
ライフプランを作成すると、自分の人生において思った以上にお金がかかることがわかります。例えば、結婚して子供が生まれた場合、将来子供に必要になる教育費は1人当たりおよそ1千万円程度と言われています。また、近い将来住宅の購入を検討している場合は、3千万円~4千万円程度は必要になるでしょう。
最後に自分たちの老後の費用も3千万円以上必要になると言われています。
このような金額を世帯の収入から、貯蓄していくためには毎月いくら必要になるのか、年間貯蓄額は最低いくら必要か、子供の教育費としてはどのような方法で貯めていくのか、自分たちの老後の対する備えはどのようにしていくのか、などを専門家を交え夫婦で話し合っておく必要があります。
【ライフプランにおける資金対策】
計画的に貯蓄ができない人は、給料から毎月定額を自動的に貯蓄できる「定期預金」などを利用するとよいでしょう。
また、老後に対する不安がある人は個人年金保険を活用して将来貰える年金を増やすこともできます。更に養老保険は、満期保険金と死亡保険金が同額で「死亡リスク」をカバーできるものです。
このように人生における資金調達には様々な方法があることを知っておき、各家庭にあった方法で資金を貯めていくようにしましょう。