年金の手続きはどこでする?区役所?年金事務所?

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はじめに

さまざまな年金の手続きはどこですればいいのでしょうか?
市役所や区役所でしょうか?
それとも年金事務所でしょうか?
意外にはっきりとは知らないものですよね。
そこで今回は主な年金の手続きはどこですればいいのかについて説明します。

主な年金の手続き先

それでは手続き別に見ていくことにしましょう。

老齢年金の請求

年金がもらえる年齢が近づいてくると年金機構から請求のための書類が送られてきますので、それを記入し別途必要な書類を添えて手続きをする必要があります。
手続きをしなければ年金をもらうことはできませんので注意が必要です。
手続き先は厚生年金に入っていたかどうかで変わります。
厚生年金(共済組合も含む)に入っていたことのある方は年金事務所が書類の送付先です。
一方、国民年金のみの場合は、市区町村の担当窓口となります。

障害年金の請求

病気やけがにより障害状態になった場合に受け取ることのできる障害年金。
この手続き先も、厚生年金に加入しているかどうかで変わってきます。
基準となるのは「初診日」で、その時点で厚生年金に加入していた場合は年金事務所が手続き先となります。
初診日に加入していたのが国民年金のみの場合は、老齢年金のケースと同じく市区町村の担当窓口が手続き先となります。

住所や名前が変わった場合の手続き

このような場合、まず年金番号とマイナンバーが紐づけされているかどうかで手続きが必要かどうかが異なります。
紐づけされている場合、住民票の内容に変更があれば自動的に年金の情報も変更されるようになっています。
したがって、この場合は住所や名前が変わったとしても手続きの必要はありません。
紐づけされているかどうかわからない場合、ねんきん定期便に記載されているアクセスキーと年金番号があれば、ねんきんネットのサイトで調べることが可能です。
また、年金事務所への問合せでも知ることができます。

紐づけがされていないケースで住所や名前に変更があった場合は手続きが必要となります。
この場合も厚生年金に加入しているかどうかで手続き先が変わります。
加入している場合は、勤め先の担当者にその旨を知らせて下さい。
勤め先から年金事務所へ届け出を行ってもらう形になります。
一方、国民年金のみに加入している方の場合は、市区町村の担当窓口が手続き先となります。

最後に

今回は年金の各種手続きのうち、主なものについて手続き先を紹介しました。
年金の手続きはややこしくてよくわからないからと言って放置してしまう方もたまにいらっしゃいます。
しかし、手続きを放置してしまうと最悪の場合、受け取ることができる年金を受け取れないというような事態につながってしまう可能性もあります。
不明な点があれば年金事務所や市区町村の窓口、あるいは年金の専門家に相談するなどして確実に手続きを進めることをおすすめします。

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