- 2017-10-5
- 未来設計
年金問題、雇用の不安定、増税、教育費の増大など私達の将来への不安は尽きません。将来の不安を解決する為の1つの方法として、積立投資というものがあります。それぞれの年代に合わせたおススメの積立投資について見てみましょう。
【各世代で悩み不安要素が違う】
積立投資をする前に、投資をする目的や積立額を明確にしておく必要があります。
30代は、まだまだ定年退職までたくさんの時間があります。しかし、現在の年金受給者の平均的な支出額から計算すると、60歳から90歳までの30年間年間約120万円ずつ不足している計算になります。
年金生活を考えると、退職金がない職場では120万円×30年で3,600万円不足する計算になります。またもし、退職金が1,600万円程度あった場合でも約2千万円の不足が出る為、その不足額を投資などで積み立てておく必要があります。
40代は、家計における支出が最も多くなる世代と言えるでしょう。住宅ローン、子供の教育費などの負担が一気に家計にのしかかり、支出が収入を超えてしまう赤字家計になる家庭も少なくありません。
教育費は国公立大学の場合、200~300万円程度で済みますが私立の場合、500万円はかかりますので子供2人いる家庭では単純に考えても1,000万円の教育費が必要になると予想されます。
これに加えて30代~40代に住宅を購入してローンを組む家庭が多いことも支出増の要因となっています。
40代では老後に向けての資金と、教育費、住宅ローンの返済などが大きなポイントになります。
50代後半で教育費の支払いが終わると、家計は楽になりますが今度は自分達の老後の資金を約10年程度かけて貯めていかなくてはなりません。
自身の年金支給額の見積もりと、退職金のシミュレーションをして老後の生活に不足する資金を早めに貯めておくようにしましょう。
【手取り年収と目標積立額】
では、年収ごとの月々の目標積立額もあわせてみておき、収入によって目標額を増やしていけるようにしましょう。
手取り年収400万円 目標積立額2万円
手取り年収500万円 目標積立額6万円
手取り年収700万円 目標積立額10万円
手取り年収1000万円 目標積立額13万円
また積立額をそれぞれに仕分けしておき、大学資金○○円、住宅資金○○円、老後の資金○○円としておくと目的が明確でわかりやすいでしょう。
投資をする場合は、使用目的や必要になる時期がはっきりとしている教育費、住宅費などは元本割れを避け保険を活用し、老後の資金などは株式投資などで運用すると効率的に貯められるのでおすすめです。