年金の電子申請e-Gov（イーガブ）という言葉を、聞いたことがある人もいるのではないでしょうか？e-Gov（イーガブ）は一言でいうと、「電子政府の総合窓口」です。これを使う事で、従業員の社会保険や法人税の申告、個人の年金の申請などがパソコンで簡単に出来る様になるのです。
今まで行っていたさまざまな手続きが簡素化される、電子申請e-Govについて詳しくみてみましょう。

【電子申請をするメリット】
では、電子申請を行うメリットとしてどのようなことがあるかみてみましょう。
・行政機関に赴く手間やそこでの待ち時間を省くことができる。
・申請をするものによっては、社内データを活用することができ時間の短縮になる
・自宅や、オフィスにいながら24時間、365日いつでも申請や届けができる
・申請書や、届け出書などの用紙が必要ない
・複数の手続きや申請が同時に行える
などのメリットがあります。
退職時などの手続きは、それぞれの手続きに必要な書類を送付してもらい、必要事項を記入したり、役所や年金事務所を訪れ、長い時間待たされることも珍しくありません。
電子申請を利用することで、時間と手間が削減されることは間違いないでしょう。

【電子申請の準備】
電子申請を利用する場合、事前に準備しておくものがあります。まず、申請書等に署名する「電子署名」で必要になる電子証明書の取得が必要です。
取得する場合には、電子証明書を発行する最寄りの認証局を調べ、そこで証明書の発行が必要になります。また、手続きの際には必要なものもありますので事前に確認しておきましょう。
そして、以下のようなパソコンの環境設定も確認しておきましょう。
・パソコンとブラウザソフトの確認
・JAVAの確認
・電子証明書の確認
・ブラウザの設定確認
・サイトの登録確認
・電子申請書プログラムの確認
などがあります。

【電子申請e-Gov（イーガブ）で年金の申請もできる？】
電子申請できるものとしては、さまざまな手続きがありますが、年金も例外ではありません。
ただし、住基カードに格納された公的個人認証サービスの電子証明書には、3年という有効期限がありますので期限
れには注意しましょう。
更新する場合は、有効期限の3ヵ月前から行えますので住基カードと、顔写真入りの身分証明書を持って本人が、自治体の窓口で手続きをしましょう。
電子証明書は、法人企業における様々な手続きだけでなく、個人の確定申告や、年金の申請などにも大変便利です。
これを機会に電子申請を検討してみるのもいいでしょう。