今更聞けない!年金は何歳から支払って何歳から支給されるの?

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近年、日本は高齢化社会に突入し、現役を引退した多くの高齢者の生活の糧となるのが、公的年金です。これを機会に年金の支払い開始や、受給開始など基本的なことについて、もう一度しっかりと確認しておきましょう。

【年金は何歳から支払う?】
公的年金には、自営業者や学生などが加入する国民年金と、会社員などが加入する厚生年金、公務員が加入する共済年金などがあります。
国民年金と厚生年金について何歳から支払うのかみてみましょう。

・国民年金
国民年金の保険料は満20歳になる誕生月から、満60歳になるまでの40年間支払います。もし、未払い期間がある場合は、満額から未納月を差し引かれた金額しか受け取れません。満額に近づけたい場合は、保険料の免除や猶予の承認を申請し、10年以内の未納分は追納をすれば満額に近づけることが出来ます。
また、国民年金には60~65歳までの5年間は任意加入制度があるためこれを利用して、未納年金を支払うことで満額に近づけることが出来ます。

・厚生年金
厚生年金は、常時従業員を雇い、就業規則や、労働規約に定められた労働時間、労働日数の4分の3以上を満たすなどの細かい条件に該当する場合、70歳未満の従業員は被保険者となり保険料を支払う必要があります。
厚生年金は、1月でも保険料を納付していて、国民年金加入期間と合計して10年以上あれば支給されることになっています。

【年金はいつからいくら貰える?】
国民年金も、厚生年金も支給されるのは原則的に65歳からとなっています。もし、65歳よりも前に現役を引退した場合などで年金が必要になる場合は、満60歳から受け取ることもできます。しかし、その場合予定額よりも30%減額となります。
逆に、遅くから受け取る場合は予定額よりも30%増額して70歳から受け取ることもできます。
年金額は、国民年金の場合満額で78万円程度となっています。厚生年金は、退職までの標準年収や加入月数によって、人それぞれ金額は異なります。
ちなみに厚生労働省の調査によると、厚生年金の平均支給額は14万5千円となっています。

【まとめ】
年金は、私達の老後の生活を支える大切な資金となります。自身が将来貰える年金額を知るには、日本年金機構のねんきんネットや、年金機構から送付される年金定期便などで確認することが出来ます。
年金については、人任せにせず自身で年金額を調べたり、シミュレーションをして老後の生活に備えておくことが大切です。

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