予防接種は医療保険の対象になる?健康保険の適用範囲

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日本は国民皆保険制度があるため、すべての国民はいずれかの公的医療保険に加入することになります。そのおかげで私達は、日本全国どこにいても公平に医療を受けることができ、医療費の負担も自己負担の範囲内ですみます。
しかし、医療保険ですべての治療や医療費が補填されるわけではありません。医療保険の適用される範囲をみてみましょう。

【医療保険の対象にならないもの】
基本的に公的医療保険で対象になるものは、病気の治療や怪我の治療を目的とした医療費についてです。
ですから、インプラントや、美容整形、歯の矯正、先進医療、人間ドッグ、健康診断、予防接種などは医療保険の対象外となり、全額実費で支払うことになりますので注意しましょう。

【インフルエンザの予防接種】
毎年冬頃から春にかけて猛威を振るうインフルエンザは、高熱がでたり、関節痛、腹痛などの辛い症状が特徴的です。また感染力も非常に強いため、学校や、職場など多くの人が集まる場所で感染しやすいという特徴があります。
流行期が受験シーズンと重なるため、できれば家族にインフルエンザ患者がでてほしくいないと予防接種を受ける家庭も多いでしょう。
インフルエンザの予防接種は、年齢によって1回または2回受ける必要がありますが大体1回の接種で2000円~4000円程度かかります。家族全員接種しようと考えると1万円を超えるケースもあり決して安いものではありません。
インフルエンザの予防接種等は、健康保険の適用になるのでしょうか?

【インフルエンザの予防接種は保険適用外】
インフルエンザの予防接種は、医療保険の適用外となっていますので全額実費で支払う必要があります。
これは、健康保険が病気や怪我の治療を目的としているからです。予防接種はあくまで感染しないための予防のために受けるものですので、健康保険の適用外になるのです。
ただし、乳幼児やある年齢になったら受ける定期接種に関しては各自治体から補助がでます。
定期接種の対象者には、自治体からお知らせのはがきが届くようになっていますので、見落とさずに期間内に医療機関等で接種をしましょう。

【まとめ】
医療保険の対象になるもの、ならないものは理解できたでしょうか?インフルエンザは、毎年猛威を振るう疾患で、家族の一人がかかったら一家全員に広がってしまうケースも珍しくありません。
予防接種だけに頼らず、日ごろから手洗いやうがいを心がけ、バランスの取れた食事をすること、睡眠をしっかりとって寒い冬を元気に乗り切りましょう。

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