保険には必ず入るべき?保険に加入するメリットデメリット

118038ff0e4b9413ab612f8a95aab89d_s

日本は世界でも有数の保険大国で多くの人が保険に加入しています。加入率をみると実に7~8割ほどの人が保険に加入している事がわかります。しかし中には医療保険の必要性がないと考えている人もいるのは事実です。保険に加入するメリットとデメリットについてみてみましょう。

【保険の必要性】

保険料の構成からみると契約者が支払う保険料は保険会社の利益と経費が上乗せされている為多くの契約者は平均的に考えると損をするようになっています。契約者全体から見ると損をするようになるが、それでも万が一の病気や事故のリスクを考えその時にお金が払えずに治療を受けられないと困るので医療保険に加入するのです。ほとんどの保険において損をするのは必然ですが保険でリスクをどれくらいカバーできるかが加入するかどうかの大きなポイントになるでしょう。例えば火災で家が全焼したり、自動車事故を起こし高額の賠償金を背負った場合家計を圧迫する為保険に加入する必要があるのです。

【医療保険の必要性】

医療保険とは怪我や病気で治療を受けたり入院をする場合に支払われる保険です。この主な目的は入院に対する保障ですが入院にかかる費用はどれくらいになるのでしょうか?ある機関が行った「生活保障に関する調査」によると入院時にかかる自己負担費用は1日平均して21,000円となっています。これは治療費、食事代、差額のベッド代など全て含めた料金です。もし入院日数30日かかった場合は63万円もの費用が必要になります。

【高額療養費制度】

このように医療費が高額になった場合に利用できる制度として「高額療養費制度」がありこれは世帯の収入によって1か月の医療費の上限が決められています。一般的な所得の人では1か月の医療費が50万円かかった場合(3割の自己負担で15万円程度)実質の負担額は8万円弱になります。また福利厚生の整っている公務員や大企業に勤めている場合は給付金がおりる為、最終的な自己負担額は2~5万円程度で済みます。

【まとめ】

このように考えると医療保険に加入する目的は医療費が膨らみ支払いが困難になる事から加入するケースが多いのですが実際には社会保障の高額療養費制度を利用すれば1か月の医療費の上限が決まっていますし、一定額の貯金があれば賄えるのではないかと思います。しかし長期の入院になるといくら高額療養費制度があっても医療費を支払い続けるのは困難になりますので医療保険で補填する事を視野に入れた方がよいでしょう。将来に対する不安や保証は誰にも分りません。少しでも不安な側面がある場合は保険を検討するのもよいでしょう。

関連記事

ページ上部へ戻る