年金の累計額を知る方法

c9c40a8d1d3ff29dc4a2fc37f0d2bc2c_s

はじめに

現在、定年は65歳というのが基本です。
60歳のところもありますが、本人が希望すれば65歳までは働くことができるようになっています。
一方、平均寿命のほうは男性・女性ともに80歳を超えています。
あくまでも「平均」でこの数字ですから、これよりも長く生きられる方はかなり多くいらっしゃるはずです。
人生100年という時代が目の前まで来ているのかもしれません。
つまり現役を引退してからもまだまだ長い人生が残っているということです。
その長い人生を送るうえで気になるのはお金、特に年金の問題ですよね。
今回は、その年金の累計額を知る方法について紹介します。

ねんきん定期便に書かれています

数年前、老後2000万円問題というニュースが大きく取り上げられました。
今は、新型コロナウイルスの感染拡大が世間を騒がせていますので、すっかり忘れてしまった方も多いかもしれません。
しかし、この問題がなくなってしまったわけではありません。
冒頭で述べたような長い老後の人生を不自由なく送っていくためには、年金だけでは厳しいと言わざるを得ない状況にあるのは事実です。
老後の生活は、年金だけに頼ろうとするのではなく、若いころから何らかの対策を行っていくことが重要と言えるでしょう。

とは言っても、このことは年金の重要性が低くなったということではありません。
年金だけでは難しいのでプラスアルファになる部分を用意しておきましょうという話であって、老後の生活において年金が重要な位置を占めるという事実は変わらないのです。

そうなってくると気になるのが、自分が今まで納めてきた保険料の累計額はいくらになるのか、そしてどれくらいの年金を受け取ることができるのかという点ですよね。
これを知るための一番簡単な方法は、年に一度、誕生日のある月に年金機構から送られてくるハガキ(特定の年齢では封書)を見ることです。
このハガキはねんきん定期便と呼ばれるものです。

このハガキの中の「これまでの保険料納付額(累計額)」という部分に書かれているのが、これまで納めてきた累計額になります。
また、このハガキにはこれまでの加入期間の通算や、将来受け取ることができる見込み額などについても書かれていますので、確認するようにしてください。

最後に

このハガキに記載されている将来の受け取り見込み額ですが、49歳までの方の場合は驚くくらい少ない金額になっているかもしれません。
これは、これまでの実績のみが反映された数字になっているためです。
保険料を払い続けていけばこの数字は増えていきます。
また、50歳以降は今後払う分も考慮した受け取り見込み額が記載されるようになりますのでご安心ください。

関連記事

ページ上部へ戻る