- 2022-2-6
- 学資
はじめに
子どもを大学に進学させるためには相当なお金が必要になります。
そのお金を準備していくための手段としておすすめなのが学資保険。
今回は、この保険のメリットについて紹介します。
どれくらいのお金がかかる?
本題に入る前に、まずは「子どもを大学に進学させるためにはどれくらいのお金が必要になるか?」という点から考えてみることにしましょう。
2021年12月に日本政策金融公庫が公表した「教育費負担の実態調査結果」によれば、子どもを国立大学に進学させた場合に必要な教育費の総額(入学費用+4年分の在学費用)はおよそ481万円となっています。
私立大学となればさらに金額はアップし、文系の場合でおよそ690万円、理系の場合でおよそ822万円。(いずれも入学費用+4年分の在学費用)
さすがにこれだけの金額を短期間で用意できる家庭はあまりないでしょうから、多くの場合は子どもが幼いうちからコツコツと準備をしていくことになるはずです。
そのための手段としてぜひおすすめしたいのが今回のテーマである学資保険です。
学資保険のメリット
「コツコツとお金を貯めて準備していく」ということだけなら手段は他にも考えられます。
何も学資保険にこだわる必要はないのかもしれません。
しかし、それでもおすすめは学資保険です。
その理由は、以下のような大きなメリットがあるからです。
お得だから
以前に比べれば、学資保険の利率(返戻率)はやや低めの水準にあります。
とは言うものの、中には110%近いものも販売されています。
現在、金融機関で積立貯金をしても、これだけの利率を実現できることはまずないでしょう。
つまり、一般的には学資保険のほうがお得になりやすいのです。
もしものときも安心
人生ではいつ何が起こるかわかりません。
つまり子どもが大学に進学するころまで、親が元気でいられるかどうかはわからないのです。
その点、多くの学資保険には払込免除特約というものが付いています。
これがあるおかげで、もしものことが起こってしまったとしても、子どもの教育費用だけは何とかしてあげることができます。
確実性が高い
より高い利率を求めるということなら、投資という手段も考えられます。
しかし、この場合は同時に元本割れするリスクもあります。
通常の学資保険なら、そのようなリスクはありません。
また、一度加入してしまえば、口座引き落としの形で自動的に積み立てができるので、貯金が苦手な人でも安心です。
つまり、確実性が高いということです。
最後に
この記事では、学資保険のメリットなどについて紹介しました。
なお、ひと口に学資保険と言ってもさまざまな商品が販売されています。
そのうちのどれがよりメリットが大きいのかについては、各家庭の事情やニーズによっても異なりますので、保険のプロまで相談して決めることをおすすめします。