学資保険は本当に必要?教育費を貯める時に考えるべきこと

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子どもが生まれたら多くの家庭で考えるのが、学資保険への加入でしょう。私達は子どもの教育費=学資保険と思い込みがちですが、教育費を貯める方法は学資保険以外にもあります。学資保険は本当に必要なのか、ここで一度考えて見ましょう。

【子供にかかる教育費】
まず、学資保険の必要性を考える前に子供にどれくらいの教育費がかかるのか、知っておくことが重要です。
教育費が最も高くかかる大学進学時を例に平均的な金額をみてみましょう。
・国立大 初年度納入金 817,000
・公立大 初年度納入金 931,000
・私立文系 初年度納入金 1,146,00
・私立理系 初年度納入金 1,501,000
・私立医療系 初年度納入金 4,606,000
このように子供の進学先によって必要となる教育費は大きく変わります。特に私立医療系の大学を希望した場合は、多額の費用がかかることがわかります。

【学資保険のメリット】
学資保険のメリットとして、満期時に受け取る金額が保険料総額よりも増えるという点です。現在のように低金利時代に突入した場合は、10年間銀行にお金を預けていても金利はほとんどつかないのが現状です。学資保険の場合、商品にもよりますが返戻率の高いものでしたら、10%前後増えるものもありますので返戻率を見ながら、よい学資保険を選択すると満期時に多くの返戻金が付きます。
また、学資保険は毎月決まった保険料が口座から引き落とされますので、計画的に教育費を準備する事ができますし、早期に解約をした場合元本割れするリスクがあるので簡単に解約ができないという点も、確実に貯められるという点から見ると大きいでしょう。
銀行の定期預金などは解約をしても、元本が保証されているため解約がしやすいですし、毎月の収支によって貯蓄ができない月もあるかもしれません。
このような点を考えると、確実に教育費を貯めるという点では学資保険が有利なのではないかと思われます。

【学資保険の注意点】
ただし、学資保険は途中解約をすると元本割れをして契約者に損になってしまうため、毎月必ず支払える保険料に設定しておくことが大切です。また、学資保険は10年~18年かけて長期的に教育費を貯めるというものですのでその間に家計にどのような事が起こるかわかりません。不測の事態に備え、無理のないように月々の保険料を決めましょう。
そして学資保険には、育英年金や、子どもの医療保障などが付いているものもあります。このような保障が付いている場合は、その分保険料がかかり元本割れするケースもあります。必要のない保障は外し払い込み総額と満期金を計算し、損のないように契約をするようにしましょう。

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