公的年金の源泉徴収票はいつ郵送されるの?

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【はじめに】
公的年金の受給をしている方へ毎年1月中旬から下旬にかけて日本年金機構から前年度の「
源泉徴収票」というものが郵送されます。

今回この「源泉徴収票」とは一体どんなものなのか、いつ郵送されるのか、紛失した場合に再発行できるのかなどについてお伝えしていきたいと思います。

【源泉徴収票とは?】

「源泉徴収票」とは、支払った保険料や収入の金額、扶養控除、生命保険料控除などが記された紙です。会社勤務されている給与所得者は、源泉徴収票で自分の年収を確認したり、支払った各種税金を確認することができます。
また、給料以外の収入がある場合や、確定申告を必要する場合には、毎年2~3月の確定申告の時期に源泉徴収票を提出する必要がありますので、その時期まで保管しておきましょう。

【いつから郵送される?】

誕生月に年金記録のお知らせが書かれた「ねんきん定期便」6月頃にその1年間の年金支給額の案内、随時、年金支給額に変動がある時、年金支給額変更の案内等などが時折、封書や圧着式のハガキで郵送されます。
日本年金機構の公式サイトでは、公的年金等の源泉徴収票の発送開始のお知らせを1ヵ月前の12月中旬から行います。

【源泉徴収票の再発行について】

源泉徴収票が紛失したり、再発行を希望するとき、「ねんきんダイヤル」から源泉徴収票の再発行の依頼が可能です。
その際には、基礎年金番号が必要となり、基礎年金番号記載された書類を手元に置いときましょう。

時間帯や曜日によっては電話が混み合い繋がらないことがあり、日本年金機構のねんきんダイヤルページでは混雑予想に関する情報を記載されているので、電話をかける時間帯の決まっている方は、情報を確認してお問い合わせください。
ねんきんダイヤルで再交付を依頼しますと、約2週間後には源泉徴収票が自宅に送付されます。急ぎの場合は年金事務所や年金相談センターなどに、日本年金機構が発行した書類(年金手帳や年金証書等など)と、運転免許証などの本人確認ができる書類を持っていきましょう。

【源泉徴収額の計算方法】

扶養親族等申告書を提出した場合
(年金支給額 - 社会保険料 - 各種控除額)× 5%

退職共済年金の受給者かつ65歳以上で扶養親族等申告書を提出した場合
{退職共済年金支給額 - 社会保険料 -(各種控除額 - 4万7500円 × 共済年金月数)}× 5%

扶養親族等申告書を提出していない場合
(年金支給額 - 社会保険料)× 75% × 10%

【おわりに】

確定申告の手続きをしない人にとってはあまり関心がないと思われがちな源泉徴収票ですが、読んでいくことで、どのような控除が適用されているのか、自分が納めている税金額はいくらなのかを知ることができます。

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