年金を払う意味はあるのか?

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【はじめに】
公的年金の未納率は30%近くに上るともいわれています。
ただ注意しなくてはいけないのが、このパーセンテージからは給与からの天引きによる「第二号」「第三号」の被保険者の場合が除かれていて、主に自営業者や学生さんを対象にした数字といえます。

今回公的年金を支払う意味・メリットなどについてお伝えしていきたいと思います。

【公的年金を支払う意味はある!】

年金を支払う意味について以下3つのポイントに絞ってお伝えしたいと思います。

・貯金を代わりにしてくれる制度
人生100年時代の到来ともいわれる昨今、60歳で定年したと考えると残りの40年の生活費はどのように捻出すればよいのでしょう。

貯蓄が得意で定年してから最期の時を迎えるまでの生活費を、自分で用意できる人はよいかもしれません。しかし定年後30~40年ほど生きると考えると必要な生活資金は1億円に上るともいわれています。

公的年金は満額で70~80万円ほど1年で受け取れます。
月にすれば6~7万円程と少なく感じるかもしれません。しかし年金なしで、自力で老後のために約1億円の資金を準備する覚悟はあるでしょうか。
そうでないならば、生きている間ずっともらえる公的年金を利用するのもアリだと分かるでしょう。

・納めていれば必ずもらえる!?
「未納者が増えると年金そのものの財政が破たんする」という噂も度々耳にするかと思いますが、年金財政の半分ほどは税金から賄われており、例え全員が未納の場合でも半分の財源は確保できることになります。

また年金は25年以上納めなければ1円も支払われませんが、逆に言えば納付さえしっかりしていれば必ずもらえるともいえます。

確かに現在年金をもらっている高齢者に比べると、その額は減るかもしれませんが納付した人が受給できないという事態になることはほとんどないと言えます。

・「今」得する制度もある!?
年金は将来の自分自身のため、または今の高齢者のためと考えている人も多いかもしれませんが、実は病気やけがで「障害」を負ってしまった時にもらえる「障害年金」や、万が一死亡した場合などに残された家族や子供のために支払われる「遺族年金」という「保険」のような年金もあります。

両者はもちろん国民年金の保険料を支払っていなければもらえず、もし受給となれば年間77万円~100万円程が支払われます。

【まとめ】

いかがでしたか?公的年金を利用するメリットなどについてお分かりいただけたでしょうか?公的年金だけでは将来的にどうしても不安という方は「個人年金」という手段もあります。個人年金については「個人年金保険料控除」と言って節税に繋がる仕組みや、口座自動引き落としなどを利用すれば計画的に積み立てができるなど公的年金とはまた違ったメリットがあります。

ぜひ参考にしてください。

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