年金の納付状況はどうやって確認すればいい?

18fcb67d3ff907b759b8f9cfc0e87202_s

はじめに

2007年(平成19年)「消えた年金」問題は大きく世間を騒がし、記憶に新しい方も多いのではないでしょうか。
では、私たちは自分の年金保険料が支払った分だけきちんと納付されているという証拠はどこで探せばよいのでしょうか。
今回はそのことについてお話したいと思います。

「ねんきん定期便」をご存知ですか

年金の納付状況を記した「ねんきん定期便」が毎月のその人の誕生月にハガキで届くようになっています。
ねんきん定期便は2007年の「消えた年金」問題が発覚したときに、再発防止策として2009年4月から始まったものです。
もしそこで、納めたはずなのに未納扱いになっている期間があった場合は年金事務所に相談します。

「加入しているのが国民年金から厚生年金」に変わった、またその逆の場合(例えば会社員(厚生年金加入)から自営業者(国民年金加入)になった)、変更手続きを忘れてしまい漏れの可能性が高くなるといわれています。
転職時や、リタイヤ時には注意が必要です。

年齢によって封書が届くことも

ほとんどの方はハガキ(圧着式で開いて中を見るようにするもの)で届きますが、「35歳」「45歳」「59歳」のときには封書で届きます。

この封書には年金の今までの加入履歴・納付状況が同封されています。
この場合も見方はハガキの場合とほぼ同様です。
学生時代に国民年金に加入していたが就職で厚生年金になった、転職のたび年金手帳が発行されていた、など自分の年金の種類(手帳)が変わると特に記録に漏れ、誤りが起こりやすいといわれていますのでチェックしてみてください。

特に59歳で受け取る「ねんきん定期便」では将来の「年金受け取り見込み額」がわかります。
このとき自分が計算していたより少なくてもすぐにあきらめず、まずは未納扱いなどがないか細かくチェックして、早めに年金事務所・役所に相談しましょう。

ネットで調べる(マイナンバーの利用)

「ねんきん定期便」のほかには「ねんきんネット」というホームページで調べることができます。
このホームページでは基礎年金番号とメールアドレスで登録ができます。
加えて、今までは基礎年金番号によってされていた年金記録への照会をマイナンバーでも行うことができるようになりました。
年金に関する様々な手続き(変更・免除申請など)がマイナンバーできるようになったので、この機会にマイナンバーカードを取得するのもよいでしょう。

まとめ

今まで「ねんきん定期便」、何気なく見ていたという方もいるのではないでしょうか。
せっかく払ったのに未納扱いがあっては大変ですよね。
特に封書で届く特定の年齢のときはしっかりと確認をしましょう。

関連記事

ページ上部へ戻る