年金が70歳支給になるのはいつから?

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はじめに

現在、人生100年計画といわれていますが、公的年金の不足についてニュースになり、「老後は年金だけでは生活していけないのでは?」
「年金保険料を払う意味なんてないのでは?」
と思う方も多いと思います。
年金支給が70歳に引き上げられる年代はいつからなのか、老後の年金対策はどうしたらいいのか気になりますよね。
今回は「年金が70歳支給になるのはいつから?」というテーマでお話していこうと思います。

年金支給開始年齢が引き上げられる?

現在、年金支給年齢は65歳と決められています。
しかし、平成31年度には年金制度の見直しが図られ、定年退職時期を本人の希望によって65歳~70歳まで引き上げることもできます。

加えてまだ具体的な案は検討中ですが、支給開始年齢が68歳に引き上げることも発表されています。
しかし、その改定がいつになるのか確定はされていません。
専門家の予測では最短の場合、2024年から段階的に引上げになるといわれています。
もし支給額が70歳になった場合、定年退職後から実際に年金がもらえるまでの期間の生活費をどうやりくりするか、年金を当てにして住宅ローンを組んでしまった場合どうするかなど、それぞれ老後のことを考えていかなければいけません。

年金の繰り上げ・繰り下げ受給制度

年金の受け取りは、基本的に65歳からですが、指定年齢よりも早く受け取ることも、遅らせて受け取ることも可能です。

年金の繰り上げ受給制度

必要な手続きを踏まえることによって、60歳から受け取ることのできる「繰り上げ制度」を利用することができます。
この制度は、一部繰り上げ・繰り上げを選択することができます。
最近では一部繰り上げを廃止する方向で制度が改定しているため、適応されない年齢層もありますので注意が必要です。

ただ、デメリットとして繰り上げした分の減額があることや、減額した年金額は一生変えられないこと、障害基礎年金や寡婦年金を同時に受け取ることができないという条件があるので、繰り上げ受給を選択する際は慎重に判断しましょう。

年金の繰り下げ受給制度

逆に65歳以降に年金を受け取ることのできる繰り下げ受給制度もあります。
「わざわざ繰り下げるメリットがあるの?」と思われる方も多いと思いますが、繰り下げ制度を利用すると、受給年齢を遅らせた分、年金額が上がります。
注意すべき点は、特別支給の老齢厚生年金は繰り下げができないこと、(共済組合なども含め)複数の厚生年金保険を加入している場合はすべての老齢厚生年金が繰り下げ支給になるので、一部のみ繰り下げることはできない点に注意しましょう。

まとめ

今回は、「年金が70歳支給になるのはいつから?」というテーマでまとめてみました。本格的に制度が改定される前に年金をどのタイミングでもらうのか、公的年金以外の収入源の確保など、老後の収入について考える必要がありますね。

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