保険で「告知」をする意味は?

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【はじめに】
日ごろから何となくでもいいから自分の将来については考えていますよね。
そんなときに将来に備えて保険についても検討していませんか?
自身のことだけなら老後への備えだけでいいのですが、子どもがいるとなると話は別ですよね。子どもの将来にも備えが必要になります。そこで頭に浮かぶのが学資保険ではないでしょうか。
そこで今回は学資保険に加入する際の「告知」について話をしていきます。

【告知って何ですか?】

学資保険は子どもの将来の教育資金を積み立てる役割があり、それを主な目的として加入している人がほとんどではないです。
しかし、それ以外にも親や子ども自身に万が一のことがあった場合にも保障してくれます。こういった保障があることから、生命保険に分類されています。
そのため学資保険には告知義務が存在しています。
告知義務というのは契約者が告知書という書類に記載されている内容に答え、自身の通院歴や病歴などの健康状態を告知するというものです。
なぜ、告知義務が必要なのでしょうか?
例えば、すでに病気であるにもかかわらず生命保険に加入し、保険料を少し払ったあとに病気が原因で亡くなったとします。そういったケースで保険金が支払われることが頻発したら保険会社の運営ができなくなってしまいます。また、加入者に対して大きく公平性を欠いたものとなります。
そういったことがないようにするためにも告知義務を設けているのです。
学資保険は基本的には親子関係にある人に向けた保険なので、契約者になる親と被保険者になる子ども双方に告知義務があります。これは上記にあげた理由以外にも被保険者である子どもに遺伝的な病気になる可能性がないかを知るためでもあります。
この点は学資保険独特の理由になります。

【もし、違反したら】

では、告知書にウソの告知をしたらどうなるでしょうか。
告知内容を確認するのは保険給付金の支払いが必要になったときがほとんどです。
そして、告知内容にウソがあると発覚すると、契約の解除や保険金の支払い拒否といった対応をとられます。最悪の場合、支払った保険料が返ってきません。
そして、あまりにも悪質であると判断されれば、保険会社から訴えられる可能性もあります。
ですから、病歴など告知書に記載されていることに対しては正直に答えてください。

【学資保険以外には?】

学資保険以外に教育資金を捻出する方法として、普通預金や定期預金に貯蓄していたり、社内預金をしていたりする人も多いはずです。また、投資信託をしている人もいると思います。確かにこれらの方法でもしっかりと運用すればちゃんと教育資金を捻出することは可能ですが、保険商品ではないので何かあったときの保障がありません。その点に関しては学資保険が優れていると言えるでしょう。

【まとめ】

学資保険の「告知」に注目して話をしてきましたがいかがでしたか。
保険会社も契約をちゃんと履行するために告知義務を設けているので、将来のためにもしっかりと告知義務を果たしましょう。

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