公的医療保険以外の備えとして、民間の医療保険に加入する人は少なくありません。しかし、加入後にもっと良い商品が出た場合や、必要ではなくなった場合には、解約をすることもあるでしょう。契約後すぐに解約しても問題はないのでしょうか？解約するタイミング等をあわせて見てみましょう。

【医療保険を解約する理由】
多くの人が、医療保険を解約する理由としては、下記の様なことがあります。

・ほかの医療保険に加入したい、または勧められた
加入した時には、一番いいと思っていたがその後他社に魅力的な医療保険が発売されたため、今の契約を解約して新しいものに加入したいと思う人もいるでしょう。

・保険料が高いので他のものに変えたい
加入した当時は支払うことが出来ていた保険料も、更新ごとに保険料が上がり、生活環境も変化し、家計に占める保険料の割合に不満を持つ人もいます。

・医療費が貯蓄できたので必要なくなった
万が一に備え加入していた医療保険ですが、数年経ち医療費が確保できたため、保険自体が必要ではなくなった場合には解約をする人もいるでしょう。
このように、生活スタイルの変化や、保険商品の変化などによって医療保険を解約する人もいます。

【解約を検討する時のタイミング】
保険を解約しようと考えた場合には、新しく加入する医療保険と現在加入している保険の空白期間が出来ない様にしましょう。
新規契約をする場合は、保険の保障期間がいつからになるかを確認して、切り替えのタイミングを決めましょう。
一般的な責任開始日は、申込の手続きをした日ではなく、1回目の保険料を支払った日になりますので、注意が必要です。ただし、がん保険の場合は責任開始日から90日間の免責期間があるため、保険料を支払っても約3ヵ月は保障が開始されませんので覚えておきましょう。

【解約をした後すぐに再契約できる？】
保険は、一度解約をしてしまったら同じ保険料や、内容で再契約をすることは出来ません。なぜなら、被保険者の年齢によって保険料が決まっているため以前の年齢と同様な契約はできないのです。
年齢が上がったら、同じ補償内容であっても保険料は高くなってしまいますので、解約をする場合は十分に考えて慎重に行うことが大切です。

【まとめ】
医療保険は、被保険者の申し出によって、いつでも解約をすることは出来ますが、同じ保険料や、補償内容で再契約することは出来ません。
自分にとって魅力的な保険があったとしても、このようなリスクがあることも十分考え慎重に検討しましょう。