- 2016-9-27
- 医療保険
医療保険には公的医療保険と民間の医療保険の2種類があります。公的医療保険とは国民全員が加入する義務のあるもので、民間の医療保険は任意で必要な人だけが加入するものです。それぞれの仕組みについてみてみましょう。
【公的医療保険の仕組み】
公的医療保険とは会社員の人は健康保険、公務員の人は共済保険、自営業やフリーランスの人は国民健康保険にそれぞれ加入します。医療費の自己負担額は年齢や収入によってそれぞれ1~3割と決められています。小学校就学~70歳未満の人が一番多く自己負担額3割になり多くの人がこれに該当します。この場合もし10万円の医療費がかかったとしても実際に支払うのは3万円程度になります。健康保険の適用は広く歯科治療や接骨院等でも利用する事ができ、かかった医療費に対して給付額が決まります。また高額療養費制度というものがあり、医療費が高額になった場合自分が加入している保険から払い戻しがされます。この他にも傷病手当てや、子供一人を出産すると42万円の出産育児一時金などの給付金が貰える制度があります。
【民間の医療保険の仕組み】
民間の保険は内容や保障は各保険会社によって違います。この場合保険者は保険会社で加入者は保険会社に毎月保険料を支払う事で保障を受ける事が出来ます。民間の医療保険の場合特徴としては、入院や通院給付金があり期間も定期タイプの保険と終身タイプの保険があります。解約返戻金についてもあるところと、ないところがあります。公的医療保険との大きな違いは保険の加入時に審査や告知の義務がある事でしょう。これは民間の保険料が健康な人のリスクによって保険料を計算している事からある程度健康な人でないと加入する事が出来ないからです。民間の医療保険は任意保険ですがいつでもどのような人でも加入できるわけではない事を理解しておきましょう。特にガン保険は特有の契約があり契約してから3か月間の待機期間があり3か月経過した日からの保障になります。これはガンが自覚症状に乏しいため保険に加入した時点でガンになっている人も多いからです。これでは保険の公平さにかける為このような待機期間を設けていて、待機期間中にガンになっても給付金はおりませんので気を付けましょう。
【まとめ】
それぞれの医療保険の仕組みは理解できたでしょうか?保険は自分の万が一の事態に大変役に立つものです。もしもの時にはまとまったお金が必用になる為、公的医療保険だけで心配な人は民間の医療保険に加入する事を検討するのもよいでしょう。