民間医療保険の仕組み

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はじめに

まだまだ気を抜くことのできない昨今ですが、怖いのはウィルスだけではありませんよね。
年齢に関わらず、いついかなるときに病気・ケガをしてしまうのかわからないのが人間です。
この度のコロナ禍で痛切にそのことを感じた方も多いのではないでしょうか?
中には、民間の医療保険に興味を持ち始めた方もいらっしゃることかと思います。
そこで今回は、そのような方に向けて民間医療保険の仕組みを紹介します。

公的制度では不十分な部分をカバー

民間の医療保険で保障の中心となるのは入院と手術に関する部分で「入院1日につきいくら」「手術1回につきいくら」という感じでお金を受け取ることができる仕組みになっています。
また、これに様々な特約を付けることでさらに備えを手厚くできます。

ところで、日本はアメリカなどと比べて公的な医療保険制度もかなり整っている国であることから民間の保険は必要ないとする意見があるのも事実です。
しかし、病気やケガをしたときに発生する出費の中には、公的な制度だけではカバーしきれない部分も少なからず存在します。
民間の医療保険に入っておけばそのような出費を補うことが可能で、具体的には以下のようなケースが考えられます。

個室料金や食事代

入院するなら病室は個室のほうがいいと考える人は少なくないはず。
しかし、自ら希望して個室を利用する場合、大部屋と個室料金の差額は自分で支払わなくてはなりません。
病院から出される食事の費用なども同じで、これらの出費は公的な制度の対象外です。

家族の交通費など

入院生活をするに当たっては色々と必要なものがあり、それらを買いそろえるのにもお金はかかります。
また、入院中はお世話をする家族の方が家と病院の間を何回も往復することも多いかと思います。
つまり、入院すると医療費以外にも色々と出費がかさむものなのです。
もちろん、これらの出費も公的な制度ではカバーされません。

通院費用

最近の医療では入院期間をできるだけ短くするというのが主流で、このような場合はいったん退院した後も複数回にわたって通院するのがふつうです。
また、入院までの間に何回か通院するケースもあるでしょう。
これらの通院に伴う出費についても、それを補う特約を付けておけば負担を軽減することが可能になります。

先進医療など

ガンなどの病気に対して用いられる高度な技術を必要とする治療法の中には、公的医療保険の対象になっていないものがあります(先進医療)。
また、厚労省が承認していない薬品や治療法を使用する場合も公的制度ではカバーされません。
先進医療特約を付けておけばこれらの治療にかかる費用も保障されます。

最後に

医療保険の特約には上記で紹介したもの以外にも多くの種類があります。
また、掛け捨てタイプと積み立てタイプの違いや、保障期間に関しても商品により様々です。
どのような商品・特約が適しているかは個々の事情やニーズにより異なってきますので、保険の専門家に相談しながら決めるのが一番。
病気やケガはいつしてしまうかわかりません。
ぜひ早めのご相談をお勧めします。

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