- 2020-12-24
- 医療保険
はじめに
支払限度日数には「通算支払限度日数」と「1入院毎の支払限度日数」の2種類があります。
もしかしたら、混同されている方や知らなかった方もいるかもしれません。
医療保険は難しい言葉がたくさん出てきますし、覚えることもたくさんありますよね。
しかし、この2つは別物です。
なので「通算支払限度日数とは一体どういうものなのか?」について説明したいと思います。
なんの支払限度?
まず先に「何が支払われるのか?」と、1入院毎の支払限度日数について説明します。
なんだか大仰なことを書いているような感じもしますが、ものすごく簡単なことなので安心してくださいね。絶対に理解できます!
何が支払われるのか?
「何の支払限度日数?」という疑問を持たれている方に対してお答えします。
2種類あります。それは、入院給付金と通院給付金です。
前者は、入院した際に給付を受け取れるものです。
あらかじめ設定した金額、1日あたり5千円~1万円の間で毎日受け取れます。
後者は、入院の原因である病気やケガの治療を目的として通院をした際に、給付を受け取れます。1日あたりに受け取れる金額は保険商品によって異なります。
1入院毎に支払限度日数が設けられている!
入院・通院での給付金は、1入院毎に支払限度日数が設けられています。
前者は、30日・60日・120日・180日・360日・730日など様々です。
(一般的に多いのは60日とされています)
60日で1日当たり1万円と設定していた場合では、合計60万円の給付金を受け取れます。
また、60日としておいて、特定の疾患には120日などと設定することも可能です。
後者は、入院前(60日以内など)・入院後(30日~180日以内など)を保障しているものがあります。ただし、これは保険商品によって内容が異なります。
加入を検討する際によく確認してください。
支払われた日数はずっと合算されていく!
入院給付金・通院給付金が支払われた日数は、リセットされません。
終身型はもちろん、定期的に契約を更新する定期型でも、支払われた日数をずっと繰り越していきます。
つまり、加入する医療保険自体に給付金を受け取れる日数の限界値があるということです。
これを「通算支払限度日数」といいます。
上記は、700日・730日・1,000日・1,095日などがあります。
これはぜひ知っておいてほしいことなのですが、通算支払限度日数まで給付を受け取ると、保険の契約は終了します。
さいごに
通算支払限度日数とは、入院給付金と通院給付金の給付を受けた日数の合計であり、保険で支払える日数の限界値です。
一般的に多いのは1,000日~1,095日。つまり約3年ですよね。
ちなみにですが、これを使い切るケースはまれといわれています。
医療技術の進歩・健康への関心の高まりにより、入院する日数が年々減少しているからです。
しかし、日本人の平均寿命は伸びる一方、健康寿命はというと10年くらい健康ではない期間があるというデータも出ています。
こういった事情を踏まえながら、専門家の意見も入れてあなたに合った保険を探してみましょう。
あなたの経済状況と健康にぴったりの保険が見つかること間違いなしです。