はじめに

病気やけがで入院をすることになってしまったとき、医療保険に入っていれば経済的な心配は少なくなります。
入院や手術をしたときにお金をもらうことができるので、治療に伴う出費を補うことができますし、個室に入ったりあるいは高額な費用のかかる治療法を選んだりすることもしやすくなります。
ところで、このお金をもらうためには請求の手続きが必要です。
具体的には必要書類を用意して提出するということになるわけですが、そのためにはどうすればよいのでしょうか？

事前の連絡がおすすめです

どのような書類が必要になるのかは、保険会社によって異なります。
自分で書く書類以外にお医者さんに書いてもらわないといけない書類もあるかと思いますが、その様式は会社ごとに用意されていたりあるいは病院所定のものでよかったりとさまざまです。
ですので、どのような書類が必要になるかは、いずれにしてもまず保険会社に問い合わせをし、確認をしてみるようにしましょう。

ここで、問い合わせをするタイミングですが、できれば入院する前がおすすめです。
先ほども述べたように、提出が必要な書類の中にはお医者さんに書いてもらわないといけないものが含まれているのがふつうです。
したがって、病気が治って退院してから書類を用意するとなると、何度かはそのためだけに病院まで行かなければならなくなってしまいます。
退院後も通院の必要がある場合ならまだしも、そうでないケースでは書類だけのためにわざわざ病院まで足を運ぶというのは面倒くさいですし、時間ももったいないですよね。

その点、入院する前に問い合わせをしておけばスムーズに事が進みます。
必要書類がわかっていれば、病院側に退院するときにはこれだけの書類が必要ですと伝えておくことができます。
また、保険会社指定の様式があるのなら、それを前もって送ってもらっておき、入院するときに病院に預けておけばいいわけです。
このようにしておけば、退院するときに書類を受け取ることができるはずですので、後はそれを保険会社に送ればいいだけです。
書類のためだけにわざわざ病院まで足を運ぶ必要はありません。

ただし、急に入院することになってしまったケースなど、場合によっては事前の準備が難しいこともあるでしょう。
このような場合は、退院後の手続きでも問題はありません。

最後に

入退院の前後というのは何かと慌ただしいものです。
ついつい保険のことまで気が回らなくて請求を忘れ、かなりの時間が経ってしまったというケースもあるかもしれません。
そのような場合でも3年以内であれば問題なく請求が可能です。
またそれ以上の期間が経過してしまっている場合でも、書類さえ用意できれば請求が可能となるケースも珍しくありません。
あきらめる前に、まずは保険会社のほうへ問い合わせてみるようにしましょう。