医療保険と生命保険の違いについて

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はじめに

さまざまな種類がある保険の中でも特に人気の高いものといえば、医療保険と生命保険が挙げられます。
加入率で見ても、前者は8割以上、後者も7割以上の方が契約をしているというデータがあるくらいです。(生命保険文化センターによる令和元年度「生活保障に関する調査」)
この記事では、一般的な保険の役割や医療保険と生命保険の違いについて考えてみることにしましょう。

保険の役割とは?

日常生活の中ではさまざまな出来事に遭遇しますが、その中にはあまりありがたくない出来事もあるものです。
たとえば、地震や大雨など自然がもたらす災害に見舞われることもあれば、火事や事故に巻き込まれることもあります。
また、病気やけがといった身体のトラブルが起こってしまうこともあるかもしれません。
当然のことながら、誰もが好き好んでこのような出来事に遭遇したいわけではありません。
ほとんどの人が、そういった出来事に遭わないよう日頃から気をつけているはずです。
ところが、いくら気をつけていても、避けることができないケースもあります。

そんなときに頼りになるものといえば、やはり保険です。
もちろん、保険に入っていたからと言って、上記のような出来事が起こってしまったという事実をなかったことにするのは難しいでしょう。
しかし、生じてしまった損失をいくらかは和らげることができます。

ところで、ひと口に保険といっても、その種類は多種多様です。
自動車事故に備える保険があれば、火災や地震による損失をカバーするための保険もあります。
最近では仕事ができなくなって収入を得られなくなった場合に備える保険(就業不能保険)まで登場しています。
こういった保険の中でも代表格といえばやはり医療保険と生命保険でしょう。
この両者ですが、違いはどのような点にあるのでしょうか?

両者の違いとは?

医療保険と生命保険を比較した場合に、主な違いとして挙げられるのは次の2点です。
1点目は、保険会社からお金が支払われる場面。
前者の場合は、その名の通り入院や手術といった医療行為を受けたときにお金が支払われます。
さらに、特約を付加することによって、特定の病気と診断されたときや、最先端の治療法を受けるときも保障の対象とすることが可能です。
一方、後者に関しては、お金が支払われるのはその保険の対象となる方が死亡したときというのが基本です。

そして、2点目はそのお金を受け取る人。
医療保険の場合は、原則として「保険の対象となる方=お金を受け取る人」となります。
これに対して、生命保険の場合は、受取人を保険の対象となる方とは別の人に設定するのが一般的です。

最後に

この記事では、保険の役割や、保険の中でも代表的な存在である医療保険と生命保険の違いなどについて説明しました。
なお保険のことでわからない点があれば、お気軽に保険のプロまでご相談ください。

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